湘南海岸

■湘南海岸
 ホテルでの朝食は、おなじみであった。長い行列にはいつも閉口する。しかも、外国の方が多かった。困ったのは、おかずのトレイを左手に持ち片手でご飯をよそおうとしたら、中国の方のような人が逆順に数名が来て長い間中断してしまった。それも、かなり強引であった。お代わりでも順番についてもらいたい。これで、気分が悪くそそくさと出る。
 行き先は決めていた湘南海岸である。ホテルから20分ほどで着く。
 海岸へは中央分離帯に樹木が植えてある広い道を歩く。まるで原宿のようである。
 メジロが近くで撮れた。(図鑑登録)

 海岸では、大きな鳥が上手に潜っては顔を出している。遠かったのでカイツブリだと思っていた。そして、大きく首の色が違っているので、エリマキカイツブリを疑わなかった。しかし、ウミウであった。ちょうど、婚姻色の途中のようだ。

 岸壁には鳥が群れていた。クチバシが長いので、チドリではないと判断する。シギの仲間である。そして、よく見かけるイソシギかと思ったが、脚が黒っぽいので違う。ミユビシギにも似ているが図鑑で見るとクチバシは長いので違う。トウネンにも似ているがやはりクチバシが長い。図鑑を全部めくって照合したらハマシギと断定した。(図鑑登録)

 空には、ノスリが舞っていた。

 この他には、ヒヨドリムクドリカワラヒワ、スズメ、ハシブトガラスツグミ、トビなどがいた。

 オオバンが数羽泳いでいたが、岸壁に上がっているのもいた。足が大きいね。

 公園には、何気なく柑橘類が今にも採って欲しいと言っているようにいくつも成っている。ジンチョウゲも全部開いて、ハクモクレンも目にまぶしかった。

■「健康半分」(赤瀬川原平著、デコ、2015年)を読む。
「人生に来シーズンはない。」