尖山

■尖山
 家人は午後出勤である。そのため、午前中は散歩することにした。風は強かったが気温も高く春らしい雰囲気の中、本を2冊持って出かける。
 つい急ぎ足になってしまうので、それを制しながらであった。
 少し疲れたので、喫茶店に入る。こういう生活にあこがれていたのである。
 2時間ほど本を読んで家人を送るために帰路に着く。
 昼食は出勤前に二人で食べる。
 天気予報は午後から雨になるという。しかし、今しか見れないものは撮影して図鑑登録したいと、吉峰に向かう。

http://tsuenich.web.fc2.com/20160413blog.html

 尖山に聞いたことのない、けたたましい鳴き声が響いていたが、杉林の中で撮影不可であった。いつものように適当に鳴き声の方に向けて撮影したが、写っておらず。
 植物も昆虫も撮って来たが、明日が雨ということでゆっくりと図鑑で調べる予定である。

■「声」(姜 信子著、ぷねうま舎、2015年)を読む。
 著者の名前は、きょうと読むことを知った。内容が重く半分ほどでやめてしまった。
「本を読むとは、実のところ、その本に宿るひそかな声を聴くことでもある。」
「私たちはこの世を観るために、聞くために生まれてきた。この世はただそれだけを望んでいた。」
「詩が失われたら、人間は本当におしまい。詩だけが、文学こそが、人間であることの問いを千年先まで運ぶのだから。」