映画『植物図鑑』

■映画『植物図鑑』
 今日は1日である。これまで1日は通過点でしかなかったが、意味を持つようになった。映画が安く見ることのできる日である。通常1,700円が1,100円になる。それでも十分高額である。
 今回は、偶然にも原作を読んでおり、面白いなあと思っていたところで映画化の話題が入り、これは見ておかなければならないと、半ば義務感のような感じにさせられていた。おまけに、6月から近くに新しく映画館が開館した。
 最後に映画館で映画を見たのはいつだったろうか、最近は自動販売機で座席を指定するようになっており、大いに戸惑う。
 
 平日の朝一なので誰もいないと考えていたが、4名もいた。
 
 観ていて、原作を読んでいた時に思い描いていた情景と、映画の情景が近づいたり離れたりしていた。
 最後はハッピーエンドで良かっただが、はて原作はそうなっていたかを帰ってから確認したいと思う。(今、図書館よりアップしている。)
 終了後、5分ほどの距離にある図書館に向かう。今日は、パソコンを持参して家を出て、無料コインロッカーにパソコンを入れて映画鑑賞をしたのである。
 主に昆虫類で手持ちの図鑑が乏しいので図書館の力を借りることにした。12種類確認したところで、しばし仮眠する。
 なぜか高校生が多く、今日は祭日だったかと思った。

■「いつか、あなたも」(久坂部 羊著、実業之日本社、2014年)を読む。
「よきターミナルケアは、死の受容からはじまる。」
「いくら会社で人望があっても、奥さんの介護をきちんとできないようでは、人間として評価できない。」
「がんは最後まで意識がはっきりしているので、残酷だと聞きました。」
「オカリナとは“ガチョウの子ども”という意味〜」
「〜自然にまかせるって、結局、何もしないことじゃないですか」
「〜命を救いさえすればいいという考えは、必ずしも通らなくなっている。」
「死は不条理で冷厳で、病気は残酷です。何の落ち度もない人に襲いかかり、罪なき人を翻弄し、うろたえさせます。当事者はその中でもがき、苦しみ、精一杯生きようと努力します。その姿は哀しく、切なく、ときに感動的です。」