呉羽山

呉羽山
 朝起きて朝食を食べ図鑑整理をしていた。今日も暑いので出ないようにしようと決め、二度寝する。二度目に起きたのが13時38分であった。疲れてるんだねえ。
 暑いがエアコンは入れてない。太陽光なので電気代はかからないと説得しているが入れようとしない。太陽光を入れた動機は、我慢しないでエアコンを入れる生活をしたいということだったと記憶している。自分のマイカー分がそのまま宛てられた。
 最初は4月、5月だけ売電金額が上回っていたが、7月も売電の方が上回っており、おこづかいぐらいできている。
 避暑も兼ねて呉羽山に向かう。実は、オニヤンマを撮っていなかったと気づいた。どこにでもいるが、なかなかすばっしこい。木陰に立っていると、前後左右から涼しい風に包まれる。どのくらい居たか忘れてしまうほどのゆっくりした時間が流れた。
 蛾を撮る。
 これの名前は分からなかった。(図鑑登録)

 これは、ゴマダラシロエダシャクではなかろうか。(図鑑登録)

 変わった蝶を撮ったが、アングルが悪く確認できなかった。

 野鳥も乏しいと思っていたが、セミの声にかき消されていると後から分かる。
 エナガを撮ったが、ぼけてしまった。ピ〜ピ〜と鳴くので新しい鳥だと思いワクワク感で撮ったら、ヒヨドリであった。まだ若そうだ。

 さぼり組も数人いるのが分かった。どうも暑くて調子が出ない。天気が良く、時間も車もあるにもかかわらず、山へ行こうという気が起きてこない。
 久しぶりに、コゲラに出会った。

■「蛇の道行」(加藤 元著、講談社、2016年)を読む。
「—――ひとは、顔では嘘をつく。背中から見ると、本当の姿がわかる。」
「舌先三寸で、出まかせを言う。使えるものは使う。不要になったら、棄てて、忘れる。あとのことは、あとのことだ。」
「檻を出た虎が最初に食い殺すのは、飼い主だ。」
「寝たきりで生きていたって、仕様がない。死んじまえばいいのに、さ。」
「自分に都合の悪いことは、考えない。負けた記憶は、塗りつぶして見えなくする。それが、生きのびるうえで最良の知恵だ。」
「一回勝った経験にすがりついて、同じ考え方で九十九回は負けたことを都合よく忘れる。」