植物判断2

■植物判断2
 今日から2回目の植物判断があると聞いていたので、昨日、一昨日と予習をしてメモって臨んだ。毎週20種行われ全部で5回である。この5回をセットにして何セットか行うという。
 例によって例のごとく、全員後ろに並ばせ机の上に枝が置かれる。次に、図鑑と照らし合わせながら植物名をノートに記入する。
 自分は、何のプライドかは分からないが、プライドに掛けて図鑑なしで行う。ヒノキ、カツラ、イヌツゲ・・・と楽勝と思っていたのもつかの間。『ありゃ、か、なんだったけ?』で、図鑑なしで分からなかったのが3種である。それは、メタセコイアレンギョウとウメであった。その理由は、メタセコイアは吉峰でよく見ており、羽状複葉が30cmほどという頭があった。しかし、机の上にあったのは、5cmほどの羽状複葉でイチイではないかと迷った。これは、めちゃ、セコイヤ!と思う。
 続いて、答え合わせである。なんと4問も間違えていた。(アウト!)
 まず、サンゴジュをクチナシと回答してしまった。これは、葉柄の赤を見落としていたためである。メタセコイアメタセコイヤとアとヤを間違えた。カイヅカイブキもカイズカイブキとヅとズを間違えた。貝塚市にちなんでいることが分かっておれば間違えるはずはない。(ただボケ〜ッと、見ている証拠である)レンギョウが分からなかったのは完全なミスであった。鋸歯が上の方にしかないのは、シラカシだけだと思いレンギョウを忘れていたためである。葉脈が違っていたので不安はあったのだが・・・・。レンギョウも4種類ほどあり、軸を割らないと区別が付きにくいが、シナレンギョウでいいようである。 
 そして、全員廊下に出され、置き場所を入れ替えた後、部屋に一人づつ入り、何も見ないで同じことを行う。これは、全問正解であった。
 どうもこの世界に向いていないのではないかと不安を感じる。この世界は間違えると仕事が出来ないのである。自然解説のために覚えるのではない。生活のために覚えるのである。
 例えば、向こうの梅の木を切って来てくれと指示が飛んだとする。間違えて桜の木を切っては信用を失うことになる。昔から、桜切るバカ、梅切らぬバカと言われるゆえんであろう。そこには、葉が付いていなかったから分からなかったとか、花が咲いてないので分からないなどという幼稚な言い訳は一切通用しない。ただ、正しく梅の木に行けばいいだけである。
 また、栗の木を植えてくれと頼まれ、誤ってクヌギの木を植えると、数年経ってもうそろそろ栗ご飯にありつけるかと思っていたお客さんにクヌギだったら、どう申し開きするのか。葉が若かったので分からなかったでは通らない。
 午後からは、剪定の話である。まず、初めにコブシの木を1時間かけてスケッチさせられた。枝の伸び方や、内芽、外芽を分かるようにということであった。いかに日頃木を見ていなかったかと思い知らされた。
 今日は学校の環境活動日であり、授業を中断して行われた。まあ、草むしりである。新しい軍手が支給されペットボトルのお茶が出された。