試験会場整備

■試験会場整備
 正しくは、試験練習用の会場整備である。本試験では6名づつであるが、練習なので少し狭く10名分とる。また、受験するのは6割しかいないが、実習の一環で全員行う。
 まず、剣スコによる天地返しから始まった。どうも週末で疲労がたまっているのか、自分が一番遅かった。
 このごろは、先生から道具の指示がないが、各自ジョレン、レーキ、トンボを持って来て整地を行う。この段階では粗整地である。
 練習会場だからと言って手抜きはしない。実際の土地の上は高い低いがあるが、これでは、ミリ単位の精度を要求される試験は実施できないので、測量で使うレベルでミリ単位まで水平を確保する。
 まず、杭を一本打ちその高さで外側の3点を決める。点は杭の上にクギを打って行う。
 しかし、この3点は高さは同じであるが、90度になっているかどうかを確認しなければならない。ここで登場するのがピタゴラスの定理である。
 3点が決まったらもう一点を決め外枠の4点を決める。その後、10名分のエリアについてもレベルを用いて決める。四角形4点の10名分なので40か所を測定する。
 続いて、試験材料の搬入である。自然石は本試験では8個支給され、その内5個を選んで仕切りを作らなければならないが、5個の石は決まっており3個はおとりの石が混ざっている。つまり、自己流は通用しない。しかし、練習ではもっと厳しくなるのか20個の自然石を搬入する。
 草はヤブランではなく、リュウノヒゲであった。
 最後は、道具の搬入で終わった。
 実習中は大雨が降っていたが、下校時は晴れており幸運であった。1円を拾った。

■「渡る老後に鬼はなし」(橋田寿賀子著、朝日新聞出版、2016年)を読む。
「日頃の運動が実を結んでいる〜」
「〜人生の最後は『何も残さず死にたい』ということ。」
「自分の状況を、きちんと把握せず高望みするのは、向上心というよりも、むしろ“欲張り”ですよ。」
「あまりに上を向き過ぎていると、挫折感に押し潰されてダメになってしまう。」
「何も知らないまま、明日への希望を持ったまま最後を迎えたほうが幸せだと思うのです。」
「物書きはいかに人間を見て育ったかで決まるのだ。」
「子どもは二十歳を過ぎたら社会のもの」
「好奇心に素直に生きること。」
「私はもう十分すぎるほど生きました。」