■石
 AM1名欠席、PM3名欠席
 午前中は学科であった。最初に関守石を製作する。関守石は茶庭で使用され、飛石に沿って歩いて、踏み分け石で2方向に伸びている場合、一方を通行止めにするための合図である。丸い石を探すのが手間取った。お持ち帰り可能という。
 出来たところである。

 裏はこのようになっており座りがいい。

 講義は石組であった。
  据え方
   縦景石・・・立石(動的)
   横景石・・・横石(静的)
   斜景石・・・斜石(動的)
   伏石(極端に低い物)⇒飛石と違い水平にしない。
   石を据える時に最も基本になることは『石の根が切れない』こと。
   根が切れる=不安定で根入りが浅いとも言う。
  石の全面は見つき、奥行きは見込み、飛び出ている場合は鼻、その下をあごという。あごが出る場合は、根締めする。これは、根が切れた部分を植栽などで隠すこと。
 ①石には八つの顔がある。⇒石を良く見て正面を決める。
 ②石が大きく見える。⇒根入れの状態、どっしりとしている。
 ③石の大きさ、形に変化を付ける。⇒同じを避ける。主と副の関係。
 ④石同士のつながり⇒『気勢』を見るという。
 ⑤正と等を避ける。⇒正三角形、等しい高さを避ける。平面的、立面的にも不等辺三角形。
 ⑥影的効果を出す。⇒石をやや前のめりにする。打ち水をする。
 午後からは最後の練習であった。今回もうまくいかなかった。
 自分では垂直と思っているが、傾いていると指摘される。丸太を垂直に切っているが、斜めになってしまう。竹もまっすぐ切っているつもりが、段差が出る。
 自分はとっくに分かっていたことである。なんとかしてやろうと熱心に指導していただいたが、先生もやっと”こいつは、いくら練習しても出来ない”と分かってくれた。
 最後は精度を上げようとしたら、一日では終わらず、月曜日に続きをやる。
 最後なので他のメンバーには、いろいろ前向きな声を掛けられていたが、自分にはもう2週間ほど練習すればいいのにと言われた。
 本試験は、3稼働日目である。