■早朝野鳥観察会
今日は毎月恒例のモーニングバードウォッチング(MBW)である。そして、今月は自分に当番が当たっていた。7時から8時までである。当番は、少し早めに行き、駐車場のバリケードを下げ車が入れるようにしたり、観察小屋の扉を開けたりする。
この時期、野鳥が少なく前もって一巡することもしなくてはならない。
準備をしているとゴイサギが木の上に止まっているが、この時は撮影できなかった。そして、会員がどんどん集まり出す。
幸い、再びゴイサギが来てくれた。川下の方ではよく見かけるが、ここでは2度目とのこと。珍客万来であった。
朝5時に起床し、駅に向かう。6時過ぎに駅に到着し蕎麦を食べるといういつものスタイルである。雨がひどかったが、観察会が始まるころには止んでくれた。
よく写真展などでは、オオハクチョウで湖面に写るのがあるが、ここではアオサギであった。もう少し波が少なければなあ、などと思う。
なんと若いゴイサギもいるではないか。家族なのかも。
同じ種類かどうかわからないがいい位置に止まったので撮る。
観察小屋の外では、カメが道路を横断している。目の後ろに赤みが見えたので、ミシシッピーアカミミガメのようだ。
ゴイサギが又やってきたが、藪の中に隠れてしまった。しかし、よく見ると顔だけ出している。
また、いい位置に止まってくれた。
先月14羽もいたカルガモ雛も大きくなっており、たくさん確認できた。
カイツブリの雛も大きくなっており、バンかオオバンの巣らしいものも発見された。
今回は8名参加で、確認された野鳥は、17種で昨年より2羽多かった。
カイツブリ、アオサギ、カルガモ、ミサゴ、トビ、オオバン、キジバト、ツバメ、イワツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、オナガ、ハシボソガラス、ゴイサギ。
今日はゴイサギ(五位鷺)デーと言ってもいい一日であった。
観察会終了後、医者へ行く。先月の血液検査の結果を確認する。半年前は心臓の疲労度を示すBNP値が正常範囲を超えており、イエローカードであった。先月の血液採取は登山後に行ったのでさぞひどい数値だろと考えていたら、なんと正常範囲であった。しかし、医者からは肥満を指摘される。また、手術しないでカテーテルで実施できる方法も研究されつつあると最新の医療情報を得る。
■「ことり屋おけい探鳥双紙」(梶 よう子著、朝日新聞出版、2014年)を読む。
「嫌なことがあっても、悔しいことがあっても、小鳥を見ていると心の毒が消えていく。」
「書き物は身を擦り減らす。」
「ホトトギス〜古来、鳥は死者の魂を冥界へ運ぶ使者といわれている。」
「ホトトギスは昼夜問わずに啼く。」
「ホトトギスは魂迎えの鳥だ。」
「ホトトギス〜不如帰去(かえりゆくにしかず)、つまり自分の国に帰れるものなら帰りたいと嘆いたというところからだな。」
「ほんのわずかなきっかけが、なにか引き金をひいてしまう。」
「農閑期に江戸へ出稼ぎに流れて来る百姓は椋鳥と呼ばれていた。」
「〜五位鷺は二尺ほどの大きさで、夜に活動する。〜夜烏などと呼ばれてもいる。」
「かの平家物語の中で、醍醐天皇が神泉苑の行幸した際、池の汀にいたこの鳥が、人の手を逃れて飛び立とうとしたが、天皇が捕らえよと命じたと知り、畏れ多いことだと飛び立たずに捕らえられた。それに天子さまが感心なさり、五位を与えたといわれている〜」
「〜五位鷺は、胸の羽が光るといわれているんですよ。青鷺の火や五位の光といって怖がる人もおります〜」