外食

■外食
 町内の不燃物当番なので朝6時に起床し、空き瓶収集のプラコンを並べようとしたら既に並んでおり、雪がひどく積もっている。昨晩に誰かが入れたものだ。
 朝食後、いつもの一日が始まる。家人を職場に送り届け、帰宅後、三番目をバイト先に送り届ける。雪がひどいので、今日は部屋で本でも読もうと考えていた。
 まもなく2番目が起きる。ご飯が無いので、外食しなければと希望を聞く。
 いろいろ考えた挙句、中学生のころよく利用した店に行くことにした。そして、注文品も以前のメニューである。何年ぶりだろうか。
 まず、薬味のごまと胡桃をすり鉢でするところから始まる。

 ごまのいい風味がテーブルの周りに放たれる。
 そして、料理が来た。白いのは暖かい出来立ての豆腐である。これに、薬味と出汁をかけて食べるのである。豆乳、おから、豆腐の味噌汁と豆腐尽くしであった。

 二人の間に、昔のことが共有される。
 久しぶりだったので、紅茶も付けた。

 平日なので若い人が多かったのは年末休暇に入っているからだろうと思う。
 夕方に迎えである。いつもの一日が終わった。

■「苦しみを癒す“無頓着”のすすめ」(樋野興夫著、ブックマン社、2017年)を読む。
「〜どんなことが起こるのかわからないのが世の中です。〜当たり前のように昨日今日明日と、命が、日常が、連綿と続いていくと錯覚しながら生きているのです。」
「がん細胞に起こることは、人間社会にも起こり得る」
「歯を食いしばって人を褒める」
「〜人生の目的は、品性の完成にありです。」
「飯の食いだめと心配のしだめは役に立たない」(新渡戸稲造
「死ぬのは確実、いつ死ぬかは確率」
「今日から最後の5年間を生きる」
「〜逆算する生き方が大事になってくる〜」
「終着点が重要なのではない。旅の途中で、どれだけ楽しいことをやり遂げたかが大事なんだ」(スティーブ・ジョブズ
「〜人生はやり直すことができます。」
「逆境の苦しみは“忍耐力”を生みます。そこから品性が生まれ、希望が生まれます。」
「心の中だけは、決して病気にも支配されない」
「〜仕事だけが生きがいで、会社という“世界”での自分の地位が、自分のアイデンティティのほとんどを占めていた人たちは、会社での肩書をなくした途端、自分の存在を否定されたような気持になり、何をしたらいいか、わからなくなってしまうのです。」
「キャンサーギフト・・・がんという、命にかかわる病気になって、命のありがたさ、日々の時間の大切さ、周囲の人々の温かさがはじめて見えてくる。」
「後世に遺すべき物は、お金、事業、思想もあるが、誰にでもできる最大遺物とは、勇ましい高尚なる生涯である」(新渡戸稲造
「世の中に、無神経ほど強いものはない」
「もし明日世界が終わるとしても、私は今日もリンゴの木を植えるでしょう」(マルティン・ルター
「30代は、人に言われたことをがむしゃらに行い、40代で、自分の好きなことに専念し、50代で人の面倒を見るように。60代になっても、自分のことしか考えていないなら、恥と思え」(菅野晴夫)