ポイント

■ポイント
 ようやく晴れのようだ。どんどん溶けてくれ!というのが本音である。家人を職場に送った後、日向に雪をばらす。そうして買い物である。毎週水曜日と日曜日は近くのドラッグストアのポイント3倍デーである。もう水曜日かと日が過ぎるではなく、週が過ぎるのが早い。21時から笑点を見ることにしている。ドラッグストアは水曜日と日曜日は混むので朝9時過ぎに向かったが、駐車場が3割方埋まっており、次から次への車が入っている。
 帰宅後、休んでいたらスマホが鳴って、北電のTポイントが300ポイント付いたとメールがあった。
 昼はどうするかと二番目と相談していると、二番目のTポイントがたまっているので使って欲しいともらった。さて、どこで使おうかと思って考えた。今月は毎週無料の牛丼を食べている。そうすると、新メニューで白カレーの広告が目に入る。写真では牛肉の横に白カレーがかかっている。そこで、来店後メニューも開かず、広告を指さし、白カレーと頼む。しかし、運ばれてきたのは牛肉が添えられていない。店員を呼んで確認すると、白カレーと書いてある写真は白カレーではなく、あれは牛白カレーですと、自分の非をなじるではないか。レトルトカレーなら90円ほどのものが350円もするとは、何か妙に疲れたね。やはり、自分で作るべきであった。
 昼食後は、呉羽山に向かう。道は開いていたものの、探鳥コースは少し勇気がいる道であった。今日は長靴であったが、尾根だけを歩いた。
 撮影ポイントで山の写真を撮っている方がいたので、真似っこする。

 天気が良くていい気持であった反面、樹木の枝から水滴が雨のように降って来て参った。コゲラの啼く声がする。一発で居場所が分かった。

 エナガもせわしなく群れている。

 アトリのような鳥が飛んで行ったが、撮影は叶わず。
 家人を迎えに行く前に、Rポイントを使いにドーナツ屋さんに向かった。200円ほども持ち出しになる。本を開いては見たものの、2組、4人の子供が絶叫マシンのように叫び続けており、本どころではない。BGMは懐かしい洋楽がかかっていたので、絶叫の合間に聞こえる音楽を鑑賞するだけになった。もちろん親も子供も責めるべきではないと考えている。
■「花物語」(牧野富太郎著、ちくま学芸文庫、2010年)を読む。(その1)
「〜サクラへ桜の字を使用していれどこれは実は誤りで、我がサクラには漢字で書くべき字は一切ない。」
「〜馬鈴薯は決してジャガイモではない〜」
「〜ジャガイモを馬鈴薯といい、甘藍(かんらん)をキャベツと呼ぶの類は、よろしくその無学かつ無自覚な方言を慎むべきである。」
「今日一般にハゼ、またはハゼノキといっているものは、実はリュウキュウハゼといわねばならない。」
「私は小さい時から酒も煙草も飲まない。それが年をとってくると影響する。」
「キンポウゲ、キツネノボタンというようなものはやはり毒がある。」
「食用植物でもまた有毒植物でも、〜植物分類の知識が必要です。」
馬鈴薯というのは蔓の植物で、その蔓が樹木によりかかり、それに葉が着き、葉を掘ってみると大小があって円く、ほぼ鈴の形をしており、色が黒く味が苦甘い〜」
「檜という本当の植物は伊吹ビャクシンである。ヒノキはヒノキと仮名で書けばいい。ヒノキは原始時代にその木を揉んで火を出したから火の木という由緒ある名ができた」
スズナスズシロスズシロという時は清らかな白いという意味で、スズナという時は小さいという意味で小蕪を用いる。」
「〜植物に親しむと非常に身体が健康になる。」
「植物は人間がいなくても少しも構わずに生活するが人間は植物がなくては生活できぬことである。」