お粗末

■お粗末
 今日もいい天気なれど予定はない。朝から家人が慌ただしい。三番目が成田空港で右往左往しているようだ。電話が何回も入っている。ようやくギリギリで搭乗口が分かったようだ。国内なので案内所などで確認はできるだろうが、帰国はどうなるのやら。自分にも覚えがある。あれはバンコク国際空港からの帰国。タイでは英語が通じにくい。ホテルから言葉の通じないタクシーで空港へ来れたのはよかったが、搭乗口が分からない。東京行きと書かれた搭乗口がたくさんある。航空券を持ちながらあっちフラフラこっちフラフラとなり、やっと搭乗口が見つかったと思ったら、何かお金を(確か500バーツであった)払わなければならず、出たり入ったりと出発の15分前に搭乗した苦い経験を思い出した。まあ、今回も搭乗員のいない旅行が普通であることを学んで良かった。
 そうなると東京のマンションが空くので家族からの要望で自分が住むことにしていた。まずは、合い鍵を作らなければならない。
 ついでに車のキーレスのキーも作ろうと鍵屋さんに向かう。車のキーは1万5千円ほどかかるという、電池が無くなった場合の対策と応えると、まるで手品のように直方体のキーレスからキーを取り出した。中に埋もれていたのだ。これで、電池が切れても対応できることが分かり、マンションのキーだけにした。3,240円と高かったね。
 合い鍵が出来たので今日からでも東京へ行こうとバスを予約しに向かう。まあ、明日でもいい。しかし、今日から明日の全便で満席というではないか。新幹線などを使う必要もないので日程をずらすことにした。これで、自分の東京行きはかなり流動的になった。
 今日は暑くて歩いていても汗ばんで来る。ここでコーヒーショップでいっぷくする。今日は大きなマグカップを持って来ている。いつものようにショートサイズで頼む。

 なかなか満足の量である。カフェオレにしたら何とか飲めそうだ。
 造園学校時代の紅一点のTさん夫妻とすれ違ったが気づいてもらえず、また前の職場のIさん夫妻が目の前を歩いていたが、気づかなかったようだ。元気そうで良かった。
 今年のイベントで試験受けようと計画している。現役時代から狙っていたが平日にかかる講習のため延び延びになっていた。そしてこの講習会の申込に写真が必要であった。いつもなら、街角の無人写真器で撮影していたが、800円もするので、もっと安上がりの方法がないか探していた。ショッピングセンターへ入ったらカメラ屋さんがあり、無人現像機が置いてある。そこで、スマホで自撮りしWi−Fiで送信したら30円で済んだ。

■「身土不二の探求」(山下惣一著、創森社、2017年)を読む。(その1)
身土不二(しんどふじ)〜人間の体とそこの土とは一つであるとし、身近なところで育った旬のものを食べて暮らすのがよいとする考え方」
「考えてみれば私たちは変わりのないのが『吉』、変わるのは『凶』という価値観で生きている。」
「日本人は何で死ぬのだろう。」
「早い話、がんにさえならなければ天寿をまっとうすることができるのだ。逆にいえば、平均寿命がいかに伸びようとも〜個人の寿命とはたいした関係はないのである。」
「ベルクマンの法則・・・定温動物では一般に同じ種でも寒冷な地方に生活する個体の方が、温暖な地方に生活する個体より体重が大きく〜」
「その季節のものを“正しく”食べることが心身の健康の大条件です。」
「〜骨粗鬆症はカルシウムの不足のためではなく、タンパク質の摂りすぎで起こる」(ジョン・ロビンズ)
「〜自給自足というのは貧困の象徴です。」
「〜自ら農業を亡ぼして思い知らせてやるしかない〜」
「〜①原型をとどめていないものは食わない、②輸入品は避ける、③加工食品はなるべく食べない〜」
「疑うことに慣れていないのだ。」
「〜安いものを食べるということは、自分の命にコストをかけない、つまり、命を安く粗末に扱っているということでもある。」