法事

■法事
 今日も雨である。しかし、誰も起きて来ない。そこで祝日ということを知る。家人は仕事であったので送った後、朝食を作り新聞を読む。
 死亡広告には、元取引先の方の記事が載っていた。よく叱られたし、会計の事も少し教わったような記憶がある。60歳代で死ぬまで現役だったようだ。いい人生だったねと称えたい反面、寂しい一生だったんじゃなかったかと憐みも禁じ得ない。
 最近、といっても5年くらい前から、自分の周りでは、ある銀行出身の方が60歳前後で亡くなっている。
 最近あまり本が読めてないので、気合を入れて読もうとコーヒーショップへ向かう。ここは明るいが、異常なまでに高い密度、背もたれの無い椅子と騒がしい。目の前にはオオバンが潜っているのが見て取れる。

 大きなカップを持ってショートサイズを頼んだら、こんなに入れていただいた。やはり個人差なのかと思う。
 午後からお寺さんが来られるので昼前に出る。帰宅後、チャーハンを二人前作り実家を暖めに行く。今日は妹弟も来てくれた。しかし、13時半を過ぎても来られない。仕方が無いので、自前でお経をあげた。直後にお寺さんからメールが入り、他の法事と重なったので来れないということであった。お布施が少ないのだろうか。
 そして、お彼岸だというので、3人でおはぎを食べる。

 昼からは、昼寝対策で再び別のコーヒーショップに向かう。コーヒーは一日に一杯と決めているので、紅茶を頼んだが、氷無しといったら、こんなに少なくがっかりであった。

 舐めるように飲んで3時間ほど過ごす。

■「不愉快な本の続編」(絲山秋子著、新潮社、2011年)を読む。
「ボクは常に最悪の事態を予測しておく。」
「一番幸せな死に方っていうのは、自分が正しいって勘違いしたまま死ぬことだ。」