春見つけ

■春見つけ

 今日は断続的に家族の送り迎えがある一日になる予定である。朝は家人を送って行かなければならないが、その前に30分ほど時間が出来たので近所を歩く。陽射しが出ておりいい気持であった。

 昨日のフキノトウの天ぷらの残り具合を確認すると、もう数えるほどしか残ってない。ということは、いい評価であったということである。昨年は1個口にして、苦いとなり以後手は付けられなかった。

 家人を送った後は車用のセカンドオフィスに向かう。なんと一番であった。この店はドライブスルーが人気のようだ。ここで少しの間くつろぐ。久しぶりであったが、驚いたことがあった。BGMである。昔聞いた音楽が流れる。「マイスイートロード」「スタンドバイミー」などである。こういう音楽が流れると思考が停止し、そのころのことを思い出してしまう。青春の音楽といったところか。そういえば、NHK-FMで12時30分から放送している音楽も今週は青春の音楽である。歌謡曲やフォークなどが流される。つい、聞き込んでしまう。

 もう高齢者の分類になってしまったが、自分にも青春があったのだ。

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 いろんなことが脳裏によぎってくる。最近、というかここ5年ほどであろうか。レシートがやたら長くなってきている。主な要因は、ポイントなどという利益先食いシステムの導入でその管理情報が印字されることと、CMとして使われる部分が多い。特に、ガソリンスタンドのは長い。しかし、たまに割引情報があるのでもらっている。

 ここで、割引のQRコードを発見した。昼食に戻る途中給油したら2円引きになった。ちなみに、1回だけであるが、今回のレシートにも次回適用のQRコードが付いていた。

 次いで、先日のCD不良の件が浮かんできた。そういえば、最近ポイントカードのバーコードが一度に読み取れないケースが出て来た。現象ばかり対応してもダメなので、原因を考えたら、財布の中でのカード同士の共ズレと結論した。自分は小銭入れに多くのカードを固めているので、当然擦れる。対策はどうするか。大きなカード入れのある財布を買うというのも手であるが、ジャマである。とりあえず、一枚一枚紙でカードホルダーを自作しようと思いついた。レシートを仕切りに使うのもいいかも。どちにしても、小銭入れの容積が膨れ上がる。しばし、熟慮しよう!

 昼食は、前回ワクチン接種で疲れて取り止めていたメニューにする。正確な定義は知らないが、ニンニクと唐辛子だけで絡めるペペロンチーノというメニューと野菜ギョウザスープである。フキノトウの天ぷらも2個だけ付けた。

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 旨いもまずいも、ニンニクの味しかしない。黒コショウをかけたら幾分ましになった。これは、サラダバーなどに置いてあるメニューである。なんだか、味気ないね。これは、レギュラーメニューから外すことにした。スープはコンソメである。

 天気がいいので、家族の迎えまでの時間公園を歩くことにした。この際、春見つけをしようと試みた。ただ歩くより目的があった方がいい場合もある。

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 しかし、自分の感性は衰えてしまったようだ。なかなか見つからない。こういうつぼみはまあ、インチキではないが誰でも分かるのでしょうもない。

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 小さな青い花があったが、萎んでいる。イヌノフグリなら良かったが分からずというか忘れている。半ばあきらめかけた時に川辺に来た。

 ヒメリュウキンカが咲いている。今の時期だろうね。これで、春見つけ達成にしておこう。

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 帰宅後、家事をこなし、第二部へ行く。迎えの時刻が近いので車で向かう。いつもの常連さんが勢ぞろいであった。

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 だんだん日が長くなったり、気温が温かくなったりして過ごしやすい気候になった。

■「肩書のない人生」(渡辺京二著、弦書房、2021年)を読む。(その2)

「楽しみっていうか、書かないと生きていけないから書いているわけだねぇ。」

「農業、漁業というのは~人間のこの地上での存在の仕方、生き方~」

「人から頼りにされるっていうことはね、これは、大変な生きがいなんですよ。」

「人は一代、名は末代」

「マージナル・マン~自然と世間との間で、暮らしているような、そういう人物~」

「ものを考えるというのは、重労働だもんなぁ」

「~人間ていうには、自然とのね、相互交渉、お互いの働きかけのなかで人間になってきた~」

「~コロナについては話さない、だって叩かれるもん。」

「~人間は生物~人口が増えすぎると、必ずそこがチェックされて減らす要因が働いてくるのよ。それは生物学で有名。」

「自然を克服、言い方を換えれば人間に都合がいいように破壊して生きるということ~」

「高齢者というものは何で死ぬかわからない、いつでも死ぬものよ。」

「死ぬまでドイツ語かフランス語か、もう一か国語ものにしよう。」

「勉強と仕事に集中したい。」

「浅い浅い感受性と、象の皮膚のような鈍感な硬化した知性と、深い苦しみなど無縁な浅薄な批判癖の持ち主―」

「当分馬鹿が替り替り現れ、死人をタネにいやしい金と名をかせぐことだろう。」

「~体力以前に気力がなくなっているのだ。」