忘れた

■「風と光の散歩道」(細川律子著、椋鳥書房、2008年)を読む。
 文句なく面白い。宮沢賢治の小説に登場する植物を訪ねて綴ってある。賢治の話の中にでてくる主人公はカタカナが多く閉口しているが、動物、植物、星などをモチーフにした話は引き込まれる思いがする。
 著者は、読み聞かせをしている人の様だ。それぞれの章でエピソードが上手に入れてあり読み手を飽きさせない。花や木の名前を覚えようと思う。

■忘れた
 朝、特にあわてていた訳でもなく、普通の通勤である。
午前中、仕事をしていても何か引っかかるものがあった。何かは分からない。やがて12時になる。「しまったぁ!」昼飯を忘れたことに気が付いた。検診結果以来、ラーメン禁止令と菓子パン禁止令が家人より指示されていたのであった。以後、お昼はコンビニの塩オニギリ一個に決まった。このため、毎日買うことになっており、今日買い忘れたのであった。
 コンビニまで5分もかからないので買いに行くことも可能であるが、忘れていたということに衝撃を覚え、面倒くさくもあり、そのまま昼を抜くことにした。
 終業まで何の異変もなかった。結果、昼はいらないということになる。しかし、夕飯のドカ食い防止のために明日からは食べようと思う。
 ベルトの穴が1つ縮まった。
 2畳の書斎は、3方向に窓や入口がある。このため、外で寝ている時のように風が勢いよく入っては出て行く。風呂上がりなので、気持ちがいい。部屋の設計時に風の動きを計算したことが功を奏している。住宅会社には、『こんな場所に窓付けるんですか?』と訝られたが、この窓が効果的なのである。おかげで、冷房要らずで快適に過ごしている。