読書禁止月間

■「コピー用紙の裏は使うな!」(村井哲之著、朝日新書、2007年)を読む。
 職業はコスト削減コンサルタントである。コピーの裏紙を使えば返って高つくことが説明されているが、はっきり言って、自分の経験の範囲でした語ってないので薄っぺらく感じた。しかし、リストラを人員削減と勘違いして取り組んだ会社がの幾つもが潰れているということは確かだろう。主に電気料金の節約に多くのページが割かれており、節約分を従業員に還元した会社が伸びているそうだ。
 樽酒の話は面白かった。お世話になった先生が退官されるので、生徒たちが酒好きの先生のために各自一升ビンに入った酒を先生の自宅前に置いた酒樽に入れて送ろうということになった。先生の自宅の前には酒樽が置かれめいめい一升瓶で酒が注がれたようだ。先生が朝目覚めたら自宅の前に酒樽が置いてあり、柄杓ですくって一口飲んだところ、先生の目から大粒の涙が出て来たというものであった。上っ面で読むと、生徒の温かい気持ちが酒樽に詰まっており、それに感動して涙を流したと言う風にとるが、先生が口にした液体は水であったのだ。これは、生徒が自分一人位ごまかしてもばれないだろうと思い、全員がそう考えた結果であった。

■読書禁止月間
 家に帰って見ると頼んでおいた模擬試験の問題が届いているではないか。そうか、ついに来るべきものが来たか!この試験は気合いを入れてやらないとダメである。今日から読書時間の代わりに取り組まなければならない。これから、約1ヶ月の間、本は読まない。受験動機はいいかげんである。脳細胞の老化防止のために毎年受けているようなものである。いや、自分が今まで蓄積してきた知識を忘れ去るのが「もったいない」ので気休めにリフレッシュしているというのが本当だろう。パソコンの方も少し自粛しなければならないだろうか。山はどうか。山は気分転換にもなるのでいいではないかと思っている。
 このブログはどうするか。日々、二本立てで書き込んでいたが・・・・・・。