呉西方面

■呉西方面
 今日も暑くなるので出掛けないぞ、と考えていた。ここ数日、昼寝をしているのが原因で寝るのが深夜2時ごろになる。朝は眠いので出かけたくないという気持ちが勝る。
 しかし、家人を職場に送って行くころになると、フツフツとどこへ行こうかと考えている自分がいる。
 山ではなく、涼しくて自然に触れる場所を頭の中で物色していたら、高岡古城公園がノミネートされた。この公園は樹木が大きく十分な日陰を作ってくれ、風が吹くと肌寒いくらいである。今日は、多くの方が歩いておられた。ご婦人から声をかけられる。(ん?ナンパか?)カメラを提げているので、県外からの旅行者と見られたようだ。すれ違う方も挨拶される。それも、こんにちは、というものではなく。どこそこにいい風が吹いている、という語り掛けである。
 野鳥は、カラスとスズメばかりが目立った。シジュウカラカルガモもいた。
 ハシブトガラス(図鑑更新)

 ハシボソガラス(図鑑更新)

 適当に歩いているものだから、何度も同じ場所に出てしまう。樹木の写真も撮れた。
 午後からは雨模様なので昼過ぎに戻ることにする。洗濯物の取り入れ指令をもらっていた。そこで、海岸経由で戻る。
 ウミネコの若鳥(図鑑更新)

 電柱にトビが停まっている。飛び出す瞬間である。

 そのまま、神通川縁に入り、オオヨシキリを撮る。ちょっと、遠かった。

 帰宅後、昼食を食べ、エアコンを点けて、日本百名山の放送を見る。屋久島であった。そろそろ、山歩きでもしようかと少し積極的になったようだ。
 知らない間に昼寝になり、そろそろ迎えの時刻になる。今日もいい一日であった。

■「おじいさんになったね」(南 伸坊著、海竜社、2015年)を読む。
「酥(そ)は、五味の一つ。牛乳を精製する過程における五段階すなわち乳味(にゅうみ)、酪味(らくみ)、生酥味(しょうそみ)、熟酥味(じゅくそみ)、醍醐味(だいごみ)という、〜仏の教えが衆生の能力に応じて、順次深くなっていくことをたとえているという。」
「一隅を照らす〜お金や財宝は国の宝ではなく、家庭や職場など、自分自身が置かれたその場所で、精一杯努力し、明るく光り輝くことのできる人こそが、何物にも代えがたい貴い国の宝である。」
「不機嫌は短命につながる。」