アウト!

■アウト!
 今朝も晴れだ!いつもより早く自宅を出る。なんと前の会社のKさんに会う。自分より2年ほど先に辞められたが直ぐに分かった。いつも厳しい顔をされていたが、今朝は仏さまのように穏やかな顔であった。5分ほど立ち話をして別れる。
 公園では、相変わらず学校の先生が猛ダッシュで公園の周りを走っている。挨拶を交わす。おそらく名前が通っている人ではないかと思う。この先生、借家住まいで、自家用車を持っていないということであった。なんか親しいモノを感じるなあ。(相手は迷惑だろうけれど)
 授業は、難しいところに来ており、付いて行けそうもない。
 ①鋸歯 これは、葉の周りのギザギザのことだが、体系的に分類されるとよくわかる。 全縁、波状、鋸歯縁(円鋸歯、鋭鋸歯、粗鋸歯、重鋸歯、不斉鋸歯、歯牙、細鋸歯)、裂片
 ②葉の先端と基部の形  なんとなく見ているだけであったが、なるほどねえ。
   葉端:円頭、鋭頭、鈍頭、鋭突頭、凸頭、凹頭
   葉脚:楔(くさび)形、心形、切形、円形
 ③枝 なぜ、枝は伸びるのか? 短枝と長枝の役割と性質、松の葉の断面は2枚で
円になる。五葉松なら5枚で円になる。三葉松なら120度になっている。
 ④冬芽 ソメイヨシノの冬芽は毛が多い、トチノキの冬芽は粘り気がある
     仮軸分岐、葉柄内芽、メタセコイヤは落葉ではなく落枝で葉痕の下に冬芽が出る。
 ⑤イネ科 コヌガクサ属、アクガエリ属、カモガヤ属、ウシノケグサ属、ドクムギ属、イチゴツナギ属(スズメノカタビラ)
 仕事へ行って木の種類を考えているようではアウトォ!であるという先生の言葉が胸に突き刺さった。
 間違えて、すいませんでは済まない世界である。あっ、知らなかったでは済まない世界である。
 まあ、どこの世界でも同じである。そろそろ、付いて行けなくなった。毎日のアップは出来そうにない。


■「人生複線の思想」(外山滋比古著、みすず書房、2014年)を読む。
「外国文学の勉強はアウトサイダーの方法によらなくてはならない。」「非留学主義者」
パブリック・スクールの特色は寮生生活とスポーツによる人間教育にあった。」
「人間形成には学業より共同生活、チーム活動の方が重要である〜」
「宝を捨てて石を拾うことをしていないとは限らない。」
「社員の採用は企業の盛衰にかかわる〜」
天地人は宇宙を包括することばで、優れた順位をつけるのに俗用されているが、天は時間、地は空間、人は人間をあらわす。」
「ダイヤローグ、対話ではなくサイレント・モノローグに生きる。」
「私はひまでない時にも辞書を読むのを楽しみとした時期がながかった。」
「学生の間の噂では、先生は毎日四時起き、出勤までの時間にO・E・D(オックスフォード・イングリッシュ・ディクショナリィ)を詠んだという。」
「私も必要以上にたっぷり現金を持っていないと不安になる。」
三河の人間はおおむね質実剛健である。なにごとも自力ですることを旨とする。そして、威張らない、威張るのはひどく嫌われる。争うことも極力さける。そして、なによりも健全、自立を尊ぶ。」
「我が道を往く〜一般に、一本道を直進する猪突猛進を肯定する考えがつよいようであるが、そのために、いかに人生を貧しくしているか知れない。右往左往、これ人の道なりと考える人があっても、少数派だから常識を怖れて、あえて口にすることがない。」
「道を歩かぬ人、歩いたあとが道になる人」
「失敗を怖れ、恥じるのは誤りだが、失敗をバカにするのは不遜である。誠実に生きようとすれば、おのずから失敗から多くを学ぶことができる。失敗は成功の入り口であり、成功はうっかりするとつまずきを招きやすい。」
「人生において有用なのは失敗経験である。」
「人間がオウムのようなことばの遣い方をするのを、シッタシズム(オウムことば)と呼ぶ。」
「外国語の勉強は徹頭徹尾、もの真似である。」
「転ぶな、風邪ひくな、義理を欠け」(岸 信介元首相)
「食べものにお金をかけない。ぜいたくは敵、満腹は禁物。まずしいものを少し食べて、ひもじい思いをしていれば、老人は健康でいられる。」