片付け

■片付け
 今日も予定は入れてない。天気予報では午前中が曇りで午後から雨か雪ということなので、6時に朝食を済まし、少し休み早朝散歩とした。2kmほど先のコーヒーショップを目指す。
 カウンター席に腰掛けていつものデカフェを頼む。本を読もうとしたが、集中できない。

 理由は明らかである。ワゴン車を乗り入れ農作物の移動販売をやっている。そして、次から次とひっきりなしにお客が来て買っている。対面販売というのは、話をしながらの販売である。商売の原点を見たような感じがした。山のように積んであったキャベツが1時間もしない内に売り切れた。買う人は内輪で一番いい品物を選ぼうと指さすと袋に入れてくれる。その間に雑談が入る。中には、お客の選んだのを専門的見地から変更したりする。昔は皆そうであった。
 今は、自分で選んでかごに入れて、レジ後は自分で袋に入れて、お金も自動で払う。セルフレジというのも出ている。味気ない世の中になったものだ。
 恐ろしいのは、スマホなどを利用して無店舗販売を実現させ、これがビジネスプロトコルなどど得意気になっている業界もある。ネット販売も味気ないねえ。
 個人の見解ではあるが、これが豊かな時代などどは決して思わない。
 昔がすべていいと主張するつもりは毛頭ないが、「今日はきゅうりが安いよ」「すき焼きにすればいいよ」「カワハギが獲れたてだ」などどいう、店の人の声も聞きたいものだ。
 そんなことを考えていたので2時間ほどいたが、本は20ページも読んでいない。
 同じ道を帰るが、風は冷たく今にも雪が降ってきそうである。帰宅するまでは雨や雪は降らなかったが、昼食後家の用事をするころには雨が降ってきた。
 地区センターで成人式の集合写真やDVDをもらいに行く。写真を確認してくださいと言われて、三番目を確認したが、どこにいるのか分からなかった。(失格だね!)
 何とか昼寝をせずに過ごす方法はないかと外を歩こうと思ったが、大雪になっていた。そこで、部屋の片付けをする。何年間も見つからなかった登山用具が出て来た。
 明日はゴミ引き取り日なのでちょうどいい。相撲をみながらゆっくりやったら、夕飯になった。昨年並んで買った日本酒の勝駒をコップ半分飲む。フルーティで一番おいしい日本酒である。この酒は、一般の酒屋にはあまり置いてない。

■「気になる木がわかる」(林 将之著、廣済堂出版、2011年)を読む。(その12)
「神様や仏様にお供えする葉
① サカキ・・・・・枝先にカマ形の大きな芽、全縁、玉串
ヒサカキ・・・・鋸歯がある、葉先はわずかにくぼむ、春に白い花、黒い実
③ シキミ・・・・・葬儀で使用、枝先に集まる、線香の原料、有毒、花は3〜4月
オガタマノキ・・中央より先端で幅が最大、枝を一周する線がある」
「トゲトゲの葉
ヒイラギナンテン・・・はね形の小葉がきれいに並ぶ、羽状複葉、実は初夏で黒紫
② ヒイラギ・・・・・・・2〜5対の鋭いトゲ、成木では刺が無い
③ ヒイラギモクセイ・・・ギンモクセイとヒイラギの雑種。8〜10対のトゲ、雄株しかなく実はつかない
④ ヒイラギモチ・・・・・葉は四角〜亀甲形、実は赤い、クリスマスの使う、別名:シナヒイラギ
⑤ セイヨウヒイラギ・・・葉のトゲはやや小型で成木はない、実は赤い」
「初夏にモコモコした金色の木
① シイノキ・・・5〜6月に入道雲のようにモコモコした金色〜クリーム色の高木
       葉の裏が金色に見える、花は穂状、スダジイとツブラジイの総称
スダジイ・・・葉は大きめで厚く鋸歯あり、なしが混ざる、裏は金色、枝も太め、実は細長い、樹皮は縦に深く裂ける
③ ツブラジイ・・葉は小さめで薄く、枝も細目、実は丸い(つぶら)、鋸歯ありなしが混ざる、裏は金色、樹皮は滑らか」