樹木診断

■樹木診断
 朝寝坊してしまった。やはり疲れているのだろう。いつもより30分遅れて朝6時に自宅を出る。雨は降っておらず、折り畳み傘だけ持つ。
 今日から樹木診断が8日間ほどの日程で始まる。
 樹木観察診断法の概論があった。1.問診、2.樹木全体、3.葉や枝、4.樹幹、5.根、6.地面、7.幹や根を叩くという分野をそれぞれ8項目から10項目の量である。今日は概論のようだ。
・病気になってダメージを受けた後に虫が付く。虫が付くから病気になるのではない。
・土ができていない状態で、いくら肥料をやっても水をやっても無駄である。
ソメイヨシノの原産はネパールで常緑樹で秋に花が咲く。日本でも葉が落ちてからもある程度の温度になると花が咲くことがある。また、この木は光が当たらない枝を落とす。樹と樹の間は5m以上空けなければならず、家に植えたら駄目な樹という結論になる。
アカマツは土の薄い場所に生える。これは、生存競争に負けた結果である。
・モミジは最初の10年ほどは光がいらないが、マツは最初から光が必要で南側に植えることが基本になる。
・ヒイラギは、鋸歯が特徴であるが、老木や花の付く枝では鋸歯がなくなる。鋸歯がある樹は移植しても成功しやすい。
・クロガネモチは、常緑広葉樹であるが、冬に葉を落とす。
 これからの勉強としては、冬場の落下枝や落ち葉をよく観察すればいい。

 樹木の覚え方ダジャレ
・ナツツバキは、葉脈が引っ込んでいるので、『主役は引っ込んでろ! ナツツバキ』
イヌマキコウヤマキの違いは、葉の幅(10mm)なので『10匹の犬が幅を利かせてしっぽを巻いて通る』

■「夢は書物にあり」(出久根逹郎著、平凡社、2009年)を読む。
「図書館浴」
「黙々として牛のように、鶏のように怠けずせっせと励め、まじめに考え、まじめに語り、まじめに行え」(夏目漱石
「明治の文豪の一人、幸田露伴は、若いころ、図書館に通って勉強した。」
「作家の司馬遼太郎氏は、私の学校は、図書館と古本屋だ、と言った。」
「ドイツ語、英語、漢文、すべて独学で習得した。」(生田春月)
「薪(まき)には古い木を・読むなら古い本を・信ずるなら古い友を」(新渡戸稲造
「町村合併で歴史ある地名が失われ、何の縁もない名がつけられるのを深く嘆いた。」(落合直文
「医学界には、死を前に苦しむ者がいたら楽に死なせて苦を救ってやるがよい、という論があり、これを『ユウタナジイ』といい〜」
「『吾輩』が複数とは、気が付かなかった。」
「世界は書籍なり」(タゴール谷崎潤一郎訳)
「何もかも備わっている人は、長生きできないものだ。」
「本の数だけ学校があり、教師がいる。」
「汗を流して百円を稼ぐ者には、一億円の札束は紙くずでしかない。」
「なぜだろう?と疑問に感じたなら、立ちどまって考えてみること。」(寺田寅彦
「人は書物でしか生きないことがわかる。書物によって何百年も生き続けることがわかる。」
「人間の生涯は精進のプロセスだ。」(夏目漱石