高野山、伊勢神宮

高野山伊勢神宮
 今年就職した二番目から会社の保養地に宿泊できる抽選に当たったと連絡があった。場所は和歌山県有田市で2泊3日という。そして、保養地関係の費用は払うと言っている。
 まあ、体のいいプレゼントになった。本州にいる4人で申し込んだが、三番目が突然駄目になり3名での企画になった。自分は、運転手かなあと考えていたが、運転も自分でするというではないか。上げ膳据え膳であった。もちろん、長距離になるので運転は交代である。
 高速道路を利用するが、お盆の渋滞緩和のために割り引き日が変更になっている。なぜ、こんな意味のないことをやるのか怒りが込み上げて来た。3割は大きかったが仕方がない。給油のついでにタイヤのエアチェックをしてもらう。半年ごとの定期点検は行っているが、給油はセルフなのでほったらかしである。2.3ぐらいあるはずの空気圧が0.9しかない。スタンドの方は、この状態で高速を走るのは危険という。そこで、スペアタイヤに交換し、高速を降りたところにあったタイヤ屋さんで4本交換する。2本にしようかと相談したが、もうワイヤーが見えており、4本全部の方がいいとのことであった。
 和歌山県は暑かった。しかし、保養所は海岸沿いの小高い丘の上にあり、いい風が吹いていた。

 周り中にミカンの樹が植えられている。途中にポツンとバナナの樹が見える。

 蝶もたくさん飛んでいた。

 チェックイン後、大浴場に入り夕飯である。二番目のプロデュースでは初日は和食の懐石料理、二日目は洋食のフルコースというものであった。室内は清潔感いっぱいでホテル以上であった。

 まずは、3人で乾杯である。初めてではなかったろうか。

 この後に天ぷらや、焼き魚やデザートが来た。

 鱧(ハモ)しゃぶなどは初めての経験であった。
 部屋はツインの大きさであった。着替えを3日分持参してきたが、館内に無料の洗濯機があり、毎日洗濯してもらった。ベランダに干しておけば朝までに乾いている。
 久しぶりにベッドに入り、知らない内に眠りについていた。
 そして、明るい朝を迎える。
 朝食はバイキング形式であった。オレンジジュースが美味しかったね。

 朝食を食べながら、今日はどこへ行こうかと話し合いをする。動物園や水族館、海など候補に挙がったが、自分が暑いので高い場所がいいと提案し、高野山に決まった。2時間弱で着けるという。高速にするか一般道にするかで相談したところ、一般道の方が空いているという。20分しか違わない。途中の有田川沿いはキャンプ、釣り、川遊びの人々が多くいた。途中の道の駅で、野菜や果物を大量に買い込み、高野山に到着である。
 しかし、ろうそく祭りの日と重なったので駐車場が見つからない。奥へ奥へと誘導されているが、バスの後ろのスペースが開いていたので、誘導員に主張すると、入れてくれた。
 金剛峯寺に無事到着である。


 海外からも含めてたくさんの人が居たが、標高900mでもありなんとか我慢の範囲であった。
 回覧料を払って中に入る。入り口に金剛杖が立てかけてある。そこで、お遍路さんが結願後に高野山に来るということを思い出した。高野山に来て終了になるのである。

 中では講話もやっていた。なんとお茶とお菓子が振る舞われた。

 庭もよかったね。

 途中の店に寄っては名産品を食しながら夕方保養所に戻る。
 駐車場でホオジロを撮る。

 部屋でくつろぎ夕飯である。

 そして、乾杯である。

 洋食のコースも素晴らしかった。特に、熊野肉のステーキは口の中でとろけてしまった。

 食後に大浴場に入りぐっすり眠ってしまった。
 三日目の朝食もバイキングであった。

 前日同様、今日はどこへ行こうかと話し合いながら朝食を済ます。帰宅途中の場所がいいなあということだけは決まったが具体的な名前が出たのは終わりかけであった。
 少し遠いが、一生に一度はお伊勢参りということが言われており、ここを提案した。
 高速道路で入るが、ナビが古く空を飛んでいる。そこで、地図を確認すると、無料のバイパスがあることがわかり、いったん高速を降りて走る。バイパスとはいえ高速と同じであった。これで、高速料金がだいぶ助かった。
 伊勢神宮は大変な人であった。駐車場は一番奥なので2kmほど歩いて行かなければならず、ポロシャツの前が汗で変色した。

 伊勢神宮は迂回コースがあり、樹木が高く日陰を提供してくれて、日陰では涼しかった。
しかし、雨傘を日傘代わりに使わざるを得なかった。

 お参りする正宮(しょうぐう)の前で撮影してもらう。ここは、天照大御神が祀ってある。菊のご紋もあった。

 お参りの列に並ぶ。

 昼になったので、おかげ横丁を物色する。

やはり、伊勢うどんだろうと500円は高かったが記念に食べる。

 そして、帰路に着く。途中のSAでいろいろ食べながら、交代で運転しながらであった。
 この歳で子供から旅行をプレゼントされるとは大きなサプライズであった。そして、来年の企画にも話題が進んだ。