解雇特区

■「書物審問」(赤城 毅著、講談社、2012年)を読む。
 今まで読んだことにない本である。価値のある古い本にまつわる話である。結末がコンピュータウイルスとは考えたものだ。新書であったが、2段組みでボリューム感はあった。「書物狩人」という名前が新鮮であった。

■解雇特区
朝日新聞からの引用である。
「政府が検討を進めている、企業が従業員を解雇しやすい特区をつくる構想について田村憲久厚生労働相は27日、「労働者を保護する法令は、憲法上の基本的人権の一つと認識している。特区の内と外で違うということが、果たしてできるのか」と閣議後会見で述べ、特区の導入に慎重な見方を示した。
「解雇しやすい特区」構想
 雇用の特区構想は、解雇ルールや労働時間を規制する労働契約法や労働基準法の規定を特区内に限って緩める内容。解雇では、やむを得ない事情などがなければ無効とする規定に特例をつくり、企業が働き手と約束した条件にあえば広く解雇できるようにする。ベンチャーの起業や海外企業の進出を促せるとの有識者会議の提案を受け、20日の産業競争力会議で、安倍晋三首相が実現に向けた検討を田村厚労相に指示した。」