■秋刀魚
◎ 秋刀魚来る初々しさに赤面す 禅智
秋刀魚の話題をブログで見るようになった。秋刀魚といえば思い出すことがある。
夕飯は秋刀魚であった。
こんな私でも、新婚時代という時期があった。初々しい生活であったと覚えている。ある日、生の秋刀魚を買って来たので、焼かなければならないことになった。
それまでも、秋刀魚は煙がすごいということは知っていたので、外で焼けばいいのだろうが、あいにく七輪がない。また、店の調理済み秋刀魚には、焼いた金網の跡がついている。
そこで、初々しい旦那の登場である。延長ケーブルでベランダにトースターを出しそこへ秋刀魚を並べてスイッチオンであった。頭の中では上下から熱がかかるのでそれはそれはおいしい焼き秋刀魚ができると期待していた。
しかし、しか〜し、しばらくするとトースターから炎が上がりまる焦げになって使い物にならなくなった。中の秋刀魚を見る余裕もなく、燃えないゴミ行であった。
秋刀魚から出た油のためだと分かったのはしばらくしてからであった。
新婚時代の初々しい自分であったが、それから「ん、十年!」今はウイウイと言って生活している。
街路樹にドングリが成っている。さっそく、樹木の図鑑を調べたが分からず。なんとなくカシの仲間のようだ。
職場では除草であった。倒産した工場との間にコムラサキが咲いている。いや、成っているというべきか。休耕田には、黄色い「アメリカミズキンバイ」に交じって白い花も咲いている。オモダカだと思っていたが、あの特徴的な三角形のとんがりは見えない。ムラサキツユクサの白版だろうか。遠くなので大きく取れずこれも迷宮入りだ。
■「白馬自然解説ガイド」(中村至伸著、山と渓谷社、2003年)を読む。
地域は異なれど、継続的にこのような本を見ておかないと忘れる方が早い。この本を読んでいて登山をしたくなった。グッと我慢して、花やら地質を読む。栂池自然公園ぐらいは行けるだろうと思うので、計画してみたい。