草刈り

■草刈り
◎田草刈餌を啄むムクとハト  禅智
 朝は傘がいらない程度の雨が降っている。行きかう人たちは傘を指していない。しかし、自分のリュックには図書館の本が入っているので、傘を指す。(少し、浮いていた)
 平日なのに静かな朝である。今日は、カラスが陣取っていた。珍しい鳥でもいないかと上を見ながら歩いていると、病院の屋上にヘリコプターが待機している。これが、噂のドクターヘリなのかと思う。

 田んぼの草(すぐに雑草と言いたくなるが)が刈られている。昨日までは、お時さんに教えていただいた「アメリカミズキンバイ」やりんごの里からさんから教えていただいた「タカサブロウ」が咲いていた。花が散った後を見たかったが、やはり刈り取られてしまった。
 よく見ると、ムクドリとドバトがいる。餌を突っついているようだ。草花の種でもついばんでいるのかと思う。刈り取られていない場合だと、ヘリコプターのようにホバリングしながらでないと食べることができないので、刈り取られて下に落ちた後についばむのであろうか。もちろん、推定である。

■「小心的幸福論」(雨宮処凛著、ポプラ社、2011年)を読む。
「人に好かれようとしてばかりいると自分と仲が悪くなる」
「自殺した物書きを何人か知っていた」
「幸せは思い込みから」
「〜行き過ぎた市場原理主義の中で生きてきた。その中では利益の追求がもっとも重要視され役に立たない、生産性が低い人間は真っ先に排除される。みんながみんな生き残りをかけた生存競争に神経をすり減らし、周りの全員が敵・ライバルという中で常に誰かを蹴落とすことを強いられている。」
「毎年数百人が凍死などで命を失っている〜」
「自分たちをバッシングする人を助けようとする〜」
「友達は裏切るもの」
「生きる上でもっとも大切なことは、日向での昼寝だ〜」