刈田

■刈田
◎刈田にて早鳥会議声走る  禅智
 今日は早朝会議の日である。もう出なくていいだろう!
出勤途中で雨が降る。昼近くには陽射しもありまあまあの陽気である。
 田んぼの中に作った畑に咲いて、彩りを与えていたコスモスも枯れてしまった。キンモクセイも花を落としてしまった。短い間であった。

 ムクドリは元気である。群れを成してあちこち朝から飛び回っている。田んぼのあぜ道に一本の木がある。その木に30羽はいようかと思うムクドリが騒がしい。その刈田の後では、ドバトとハシボソガラスが朝食中であった。


 電線にもムクドリが群れでとまっている。一羽ずつ見ていたらハクセキレイも一羽混じっていた。

 刈田といえば、もみ殻を焼く香ばしい匂いを思い出してしまう。うず高く積まれたもみ殻の中央付近から白い煙が立ち上る様は、冬の訪れを予感させる。