うそ寒

■うそ寒
◎うそ寒く手もみすり足鳥の声  禅智
 寒いか暖かいかと言われれば、寒い方になるが、我慢できないほどの寒さではなく、心が落ち着かない状態を調べていたら、「うそ寒」という言葉に出会った。これは、嘘寒ではなく、薄い寒さから派生したということだ。まさに、今日の気分にぴったしである。
 朝、鳥の声に起こされる。スズメともう一種類いたようだが、屋根の上のようで戸をあけても分からない。
 おもむろに朝刊を読む。昔は日経新聞の経済欄を暗記して出勤していたころもあったが、購読をやめてしまった。今は、地方新聞だけである。それも、政治経済欄は読まず、地域情報を読む。立山の初冠雪の記事は全部読む。おくやみ欄も全部目を通す。昨日は休刊日のため2日分が掲載されている。自分より若い人も亡くなっている。(合掌)
 あちこち眺めていると「植物図鑑」という本が映画化されるという記事を見つける。自分も持っている本だ。実をいうと、「ヘクソカズラ」はこの本で知った花である。印象に残る内容であった。
 ハクセキレイが勢いよく鳴いている。逆光になるが、木のてっぺんなのでシルエットとして撮る。

 出勤時に「テナント募集」の看板を見る。いつかは、入ろうとしていた居酒屋だ。どこも大変なのだろう。

 昨日の朝、ムクドリが群がっていた木を見る。柿の木と赤い実を付けている木があった。
 この実を食べに来ているのだ。群れている理由が分かった。





 鳴き声がうるさいので、ハクセキレイを撮る。