シャワー3回

■シャワー3回
 今日は選抜試験と面接の日である。6時に朝シャンをする。歩いて1時間ほどであるが、7時に自宅を出る。久しぶりで朝マックを食べる330円もする。
 筆記試験は全然時間が足りなく3割もできただろうか。この歳になって数学や国語というのは勘弁してほしい。定員オーバーの受験者だったので、ダメの方が高い。
 面接は10分ほどと聞かされていたが3分ほどで終わった。いや〜な予感がした。
 それから、歩いて靴を買いに行く、今日は日差しが強かったが日焼け止めを塗ってない。これで、4時間ほどの歩きになった。カメラを持って出たが、撮りたいものはなかった。帰宅後、水シャワーで体を冷やす。
 その後、エアコンと扇風機の両刀使いで十分休む。そして、草むしりである。実家の裏庭に蔓植物がはびこっている。これは、冗談ではないと引きはがし、ついでにシャガの葉も切る。ミョウガが成っていたので、10個ほど採った。この後、3回目のシャワーである。下着を3回も変えて、エアコンのへやで眠っていたので、気分はいい。 シャツを着る前に自分の裸を見る。いつものように醜く腹が鎮座しているが、数か所虫喰われをしている。また、腕は真っ黒になっている。日焼け止めはこの時期何はさておいても忘れてはならないと肝に銘じた。

■「妄想人生」(嶋田雅彦著、毎日新聞社、2005年)を読む。
「〜小説家はあらゆる職業のターミナルになっている。」
「〜料理の腕は生活の保険になる。」
「私もそれなりに病んでいる。〜この不安、この憂鬱とどうつき合ってゆくか、〜妄想の翼をいっそう広げ、未来への希望を語ることにした。」
「剣を収めろ。剣を使う者は剣によって滅びる」(キリスト)
「雑木林が私の想像力を刺激し、私に精神安定効果を及ぼした。」
「二万年前の人と現代人は能力的に大差はない。」
「農業は気候や害虫など自然環境を受けやすい、かなりリスクの高い産業である。」
「〜都市の公園の菜園化〜」
「仕事がない、未来が見えない、希望が持てない世の中に暮らす男はやけになることすらできず、怠惰でいることを選ぶ。」
「覚えるのは大変だが、忘れるのは簡単だ。」
「遺書を書くことによって、おのれの精神分析をしたようなものである。」
「何ゆえ人はわざわざ我が身を危険にさらしてまで、山に登るのか?きっと死にたがりの本能を抱えているからに違いない。」
「〜人はぶらぶら歩きながら、案外複雑なことを考えるものである。」