植物判断4

■植物判断4
 毎週最初の日は植物判断がある。20種類の植物について、まず現物と図鑑を見ながら各自回答した後、正解と解説があり、その後場所や品種を入れ替えてひとりづつ試験される。
 私はいつものように、まず図鑑を使わずに回答する。ああ、今日も分からないのが4種類もあるではないか、そこで図鑑を確認して確認するが、一種類分からないのがある。この試験では、図鑑に出ているような姿では出ないことが前回分かったので出題者の意図を考えながらの回答である。
 ひっかけ内容が分かる。ドウダンツツジは、葉が異様に大きい。ケヤキは、鋸歯が分からないような枝が置いてある。イヌマキではラカンマキもいっしょになっている。ウメは特徴の刺の枝が切ってある。キンモクセイは花が切ってある。アオキは園芸種である。ゴヨウマツの葉が3本しかないのがある、メタセコイアがイチイと似たように切ってある・・・・・。
 最初の回答で違ったのは次の通りである。
 1.モミジバフウをイタヤカエデと間違う。モジバフウの特徴は基部は切ったように平らであると思い込んでいた。しかし、現物はモミジのような5裂姿である。それで、間違えた。
 2.モックコクをトベラと間違える。実は、図鑑なしで回答した時にはモッコクと書いていた。しかし、時間が余り一つひとつ図鑑と照らし合わせている時に、葉柄が赤くなってないことに気が付き10秒前に変更してしまった。しかし、枝との境目はかろうじて赤みを帯びていることを同僚から指摘された。
 3.カツラをエノキと間違える。これも、図鑑なしの段階ではカツラと書いていた。ハート型の葉身に5本の葉脈と鈍鋸歯と全てカツラであった。しかし、私の感性が違和感を感じてた。図鑑で確認するとカツラの葉は対生になっている。現物は互生である。さらに、区別の方法がまだある。それは匂いである。触ってはいけないので鼻を近づけたが匂いがしない。これが決定打であった。
 しかし、長さ1mほどであるが、これはカツラの徒長枝ということであった。徒長枝の場合は互生になるということと、匂いを出すまでの力は育ってないということであった。(やられたぁ!)
 本試験では、違った植物が出された。まず、クロマツである。これを袴が白いのがクロマツという覚え方をしておれば間違える。袴は全て黒く汚れている。これには、引っかからなかった。何の説明もないイヌツゲも出たが、問題なし。レンギョウもOK。しかし、クロガネモチは危なかった。天辺の葉と下の葉では色、形が違って見える。解答後であったが、クロガネモチは全縁であるが、若い葉には鋸歯がある。この状態で出題されたら不正解であった。
 出題の意図は、植物の変異をどの程度理解できているかということであった。
 下校後は、医者である。10割負担であった。帰路、街路樹のハナミズキにキカラスウリが巻き付いている。黄色くないがキカラスウリだと思っているが、違っているかもしれない。植物の分類判断で自信を無くしているこのごろです。