植物判断2巡目

■植物判断2巡目
 もういつ終わったかも忘れたくらいに樹木の葉による樹種の判断練習があった。最後に40種の試験もあり、満点だったような記憶がある。試験も近づいて来たことから、試験用の問題での練習に入った。机の上には、21種の樹木の枝だけが置かれている。時間制限付きでまず判断する。ほとんど、分からない。先生より、樹皮、冬芽の色や形、葉痕で判断すればいいとヒントをもらった。葉はなくても対生互生は分かる。なんとなく、見たことのある枝は分かると考えていたら時間切れであった。
 1.ソメイヨシノ・・・赤茶の樹皮、白い斑点がランダムにある。短枝のリング、花芽が複数で真ん中が細い。
 2.ケヤキ・・・枝がジグザグでその角に芽が付く。左右のみ芽が付く。
 3.ウメ・・・短枝に芽が最大3つ付く。長枝にも付くが小さい。新しい枝は緑色。
 4.カツラ・・・先端に近い枝が赤い。対生で、枝の付け根に芽がある。
 5.トチノキ・・・先端の芽がベタツク。葉痕が馬蹄型。
 6.プラタナス・・・葉痕が芽の周りにある。これは葉柄内芽を作るためである。
 7.アジサイ・・・先端の芽で葉が予想できる。樹皮が薄くはがれる。
 8.サルスベリ・・・特徴がない。強いて言えば枝がまっすぐになっている。
 9.シダレヤナギ・・・落枝する。しだれている。
10.ハナミズキ・・・冬芽が宝珠型。全て上を向いている。
11.ノダフジ・・・短枝に芽が多数出る。巻き付くような枝がある。
12.レンギョウ・・・対生。冬芽はキノコのような形。先端の枝には稜がある。
13.ユキヤナギ・・・細い枝に細かい芽が付いている。樹皮が薄くはがれる。
14.ドウダンツツジ・・・芽が小さく赤い(赤い理由は、直射日光を避けるためである。)
15.ナナカマド・・・芽が大きく赤い。
16.イロハモミジ・・・枝の付け根に芽が無い。
17.メタセコイア・・・ふつうは葉痕は芽の下に付くが、これは芽の上(先端に近いところ)に付く。落枝する樹である。
18.イチョウ・・・互生で短枝に芽が一つで丸い。
19.ムクゲ・・・裸芽である。先端の芽が尖っていない。
20.コナラ・・・車枝のようになっており、中央の枝がまっすぐ伸び再び車枝のようになる。
21.ナツツバキ・・・芽が白っぽい。枝は上に立ち上がる。互生。
 解説後、全員廊下に出され、順番を入れ替えた状態で何も見ず試験された。これは満点であった。
 午後からは、敷石の練習である。どういう風に石を切って並べれば一番いいかであるが、結構難しい。
 その後、先生の実技を見学する。まずは、レンガ割りである。実務は機械でやることがあるが基本は知っておいて欲しいとのことで。チゼルという工具を使う。
 最初は割りたいレンガの四隅を叩いて跡を付ける。その後、平面をチゼルで打っていくが、対面同士で行う。それを繰り返す。
 つづいて、大理石である。これは、石ノミを使う。要領はレンガと同じである。
 しょっぱなから、フルスロットルの授業であった。