木の病気の種類と特徴

■木の病気の種類と特徴
 昨日の害虫の内容が未消化なまま講義は次に続く。今度は木の病気に関する内容である。
 1.原因  ①生物 (菌類(粘菌、担子菌、子のう菌、接合菌、卵菌、不完全菌)、細菌、ウイルス、ファイトプラズマ、センチュウ)
       ②生物以外
        ・土壌条件の不良(養分欠乏、酸素不足、不適当pHなど)
        ・気象条件の不良(冷害、日照不足、雪害、干ばつなど)
        ・環境汚染物質(酸性雨排気ガスなど)
        ・管理作業の不良(薬害、傷害など)
 2.防除法 物理的防除、耕種的防除、化学的防除、生物的防除
 3.病気の種類 うどんこ病、すす病、こうやく病、根頭がんしゅ病、胴枯れ・枝枯れ、材質腐朽病、輪紋葉枯病、マツコブ病、てんぐ巣病、ごま色斑点病、ツツジ渦班病、アジサイ炭そ病

・樹木の管理が一番行き届いているのは、ディズニーランドである。
・菌類にも生活環がある。ある時に突然発生しているように見えるが、冬は越冬するためである。
・りんご園やなし園の近くではカイヅカイブキは植えない(細菌が循環する)
ケヤキの下にリュウノヒゲは植えない。(虫が行き来する)
プラタナスの下にサツキは植えない。(グンバイムシが行き来する。)
・子のう菌による病気が多いが、この防止にトップジンMペーストを使う。しかし、この薬品は担子菌にしか効かない。中に入っている木工ボンドの成分でコーティングしているだけである。
・病気になっても木は死なないことが多い。
・きのこの発生場所や種類によって、倒木が近いか枯れるかが分かる。
 今使っている教科書には、写真で病気の種類と対策があるので、これは全部覚えること。そうしないと、木の病気に対して対応できない。見当違いな対策をして信用を落とすだけである。(ちなみに、150種類ほどある)
 今日できのこを見る目が違った。
 今日までの内容は、害虫の種類、判別方法、産卵幼虫蛹の時期確認、対応する植物、防除方法を覚える。
 木の病気について、その種類と原因や対策を覚える。
 きのこの種類とその原因について覚える。
 あと残っているのは雑草である。これで、ひとまず一服するだろう。それを今年中に覚えればいいということだろう。