由良の助

■由良の助
 朝から『アメリカ、アメリカ・・・』と焦っていた。家人を職場に送り届けた後、環水公園に一目散に向かう。昨日のモーニングバードウオッチングで珍しい「アメリカヒドリ」がやってきたということで、これは見逃すわけにはいかないとせかした。
 公園内ではヒドリガモが一組のみしかおらず、一周回った後、運河の方にも向かったが、すでに発った後のようであった。
 「遅かりし由良の助!」
 ああ、付いていない。こういう場合は、昆虫に限る。キタテハを撮る。

 どうもアメリカには縁がないようだ。この間撮ったアメリセグロカモメも?が付いていたことを思い出した。
 こういう日は山に限る。牛岳に向かった。しかし、登山ではない。林道の状況を確認するためにいわば下見である。モンシロチョウも初めて見た。
 途中、タヌキかなあ?野生動物が轢かれていた。かわいそうに!

 キャンプ場までは行けたものの、やはり日陰部分に残雪が残っており夏タイヤでは無理である。ここで、引き返さず。ゆっくりと読書タイムである。小川のセセラギと小鳥(セキレイ)のさえずりと気持ちのいい風と最高のコンディションであった。

まったく、今日は2件とも駄目でついておらず、帰るに限る。
 県道35号線で戻る途中にいくつかの川を通るので何気なく見たらカモ類が30羽ほどいるので双眼鏡で確認していたら、コガモキンクロハジロオオバンに混じって白っぽい鳥が居た。大きさはコガモ程度である。これは大変と車を降りて遠かったが撮影した。
 シマアジである。(図鑑登録)(撮影場所は非公開にさせていただきます。)

 自宅へ急ぐ。こういう場所を通る場合は、ナビの設定を解除しラジオも音声なしにしてある。そして、野鳥の声が聞こえたり見えれば車を止めて撮影している。
 これは、いつも見るモズではないようである。アカモズか、幼鳥か不明である。

 ジョウビタキのメスも止まっている。

 しばらく走ると、大きな木に群れが止まっている。おそらく、カワラヒワであろうがどうするか。今日は不調なので何でも撮っておこうと降りて近づくと冠羽が見える。はて?なんだろうねえ?

 な、な、なんと、レンジャクではないか。ヒなのかキなのか分からないが、どうでもいい。これは、出展レベルであるが、順光側に回って逃げられたら困るので、保険で数枚撮り、徐々に近づいたが、いい写真は撮れなかった。
 ヒレンジャク(図鑑登録)(撮影場所は非公開にさせていただきます。)

 午前中は気落ちしていたが、帰るころにはウキウキであった。少し遅い昼食をとり、家人を迎えに行く。
 今日からトレーニングである。何せ家人の勤め先がトレーニング施設なので何でもそろっている。しかし、無駄なお金を使いたくないので、まずランニング2週する。これだけで、汗がジトットでてくる。標準体重の人が20kgのポリタンクを持って走っていると考えてもらえればいい。続いて、ぶら下がりであるが、10秒持たなかった。そして、足裏ツボマッサージであるが、痛くて痛くてトホホと思っていると時間が来た。