■第2回フォレストリーダー養成講座
今日は養成講座の日である。いつものように、駅中でモーニングを食べて入ることにした。今日も暑そうであったが、早朝は風も吹いており気持ちのいい歩きになった。
いつもの場所にいつもの顔があった。
第一限 森林の管理Ⅰ (人工林の施業と素材生産) ppt51ページ
研究員が講師なので、内容が高度である。
知っている内容が多かったが、最新の森林システムや林業の採算など新しく教わった。
第二限 優良無花粉スギ「立山森の輝き」の開発と苗木生産 ppt53ページ
これは、何度も説明を受けて来たり、実際に植樹したりしてきたので理解しているつもりであった。しかし、無花粉スギになるメカニズムを初めて知った。無花粉スギの花粉袋にはオーピクルスという顆粒状のものがなく、花粉が成長するにつれて袋が崩壊してしまうために花粉にならないという仕組みが分かった。
また、タマネギ栽培の手法で量産化する方法や挿し木で数量を増やすなど新しく聞く内容も多かった。
今回の養成講座は、5年前に認定された方のフォーローアップ研修も兼ねており、先輩たちも多く参加していた。
第三限 森林管理Ⅱ 広葉樹の森づくり ppt56ページ
下草狩りが重要であることを改めて理解した。
第四限 森林の病中獣害 ppt48ページ
樹木におよび害を大きく、マツカレ病、ナラ枯れ病、鹿の食害について詳しい説明があった。
マツカレ病については、何度も聞いており理解していたつもりであった。しかし、マツノザイセンチュウがマツノマダラカミキリのどこに付着しているのかなどを新しく知った。また、最初はマツノマダラカミキリが産卵に備えてマツの葉を食べ、マツが弱ってからマツノザイセンチュウが成長増殖するという順序も分かった。
ナラ枯れ病は、正式にはブナ科樹種萎しゅう病という。今は収束してしまっている。これの犯人はカシノナガキクイムシによって付けられるナラ菌のまん延であり、防御しようと物質を出すがそれが導管を詰まらせ枯れる。
面白いのは、一度ナラ菌に侵されても生き残った樹木に二度侵入しようとしても駄目だということである。
シカの害は自動撮影カメラによる動画が分かりやすかった。
第五限 県産材の利用促進に向けた取り組みについて ppt51ページ
県の職員の方であった。木材自給率は約33%で上向きという。これだけは覚えておいてもらいたいという中に、CLT構造というのがあった。集成材の一種であるが層はクロスしており強度が大きいという。
その他、助成金の話などされた。