発心の道場下見

■発心の道場下見
 10月上旬ごろ家人より、お遍路の実施を聞いた。期間は、11月下旬から12月上旬までで既に休みも申請済みという。ちょうと、自分も知人とお遍路を希望しており、またとない下見の機会になった。しかしながら、二次試験の日があるので、11月一杯になってしまった。きっかけは、今年の春、二番目の招待で高野山へ行ったことのようである。
 概ね一区間10km以内は歩き遍路とし、それ以上は車遍路というハイブリッド遍路であった。家人は100kmほど歩けたようだ。自分も10寺ほどお参りした。
駐車場からではあるが333段の石段や急こう配などもありいい運動にもなった。
 食事は地元の名物ばかり豪華版でいただいた。徳島ラーメンや阿波踊りではなく、アワオドリという親子丼一位の店など贅沢三昧であった。
 待っている間は、葉先が丸まっているスギなどの植物観察や野鳥観察を行い、夕方が天然温泉に毎日入るというこれまた贅沢な日々を過ごした。マグネジウム泉など地元にないのがあり楽しかったね。
 早朝一番札所に着いたものの朝食場所を探すとモーニングやってますという看板が目に入る。コーヒーもついていた。

 三葉松である。

 ジョウビタキのメスが撮れた。

 途中の公園でウグイスを撮るが、やぶ越しであった。

 記憶は曖昧であるが、龍のヒゲではなかったろうか。最近、調べるのがおっくうになっている。

 サクラの花が咲いている。ヒマラヤサクラという標識があった。確か原種はヒマラヤだったと記憶している。

 昼食は豪華料亭で定食であった。

 室戸岬で一服して高速道路で帰る。

 海岸にトゲのある葉の樹があった。サボテンのようだ。

 室戸岬灯台である。

 イソヒヨドリのメスである。

 イソヒヨドリのオスもいた。

 オオバンが一羽で浮かんでいた。

 ジョウビタキのオスがいい位置で撮れた。

 先端が丸まっているスギ(だろうなあ)であった。

 近づいてもキジバトが逃げない。

 一位になった親子丼である。こんな親子丼は初めてであった。サラダも美味しかったね。

 淡路島で名物のタマネギを使ったメンチカツのカレーである。これも、美味しかった。

 写真はないが、個室がある店でブリ定食を食べたが、皮まで食べてしまった。こちらでいうさつま揚げは揚げたてを3つも食べた。

 お遍路を最初はウォーキングの延長と考えていたが、とんでもない間違いであった。時期的に9割以上が車遍路で歩き遍路は数人しか見なかった。道は、車道とへんろ道があり、歩き遍路はへんろ道で行く。ところが、新しい道路が出来たりした、これが分からなくなっている。マーキングのシールや石碑を見つけながら歩くのである。遍路転がしも驚いた。徒歩で8kmの登山道である。これを車で向かうと40km以上の大回りをしなければならない。ロープウエイで行く場所もあった。90km以上離れている場所もあった。
 歩き遍路を全工程テント泊で考えていたが、正直自信がなくなった。ルート、食料、水場、体力など緻密な計画でなければ達成しえない。例えていうと、縦走登山のような覚悟で臨まなければならない。国道の標識に「トイレ」とあるのはここだけではなかろうか。まあ、お金と時間を掛ければ、全て宿坊泊で達成は可能であろうが、それではなんだか物足りないような気もしている。