■石鎚山
今回の山行は四国である。実は、リベンジ登山なのであった。調べれば分るが、前回自分のミスで石鎚スカイラインに開通時間帯があることを調べ忘れ、岡山県で引き返した苦い経験がある。ここからだと移動で一日かかるので、工程としては3日は必要である。幸い、アラートも解除されシルバーウイークで4日連休が取れるので今回決行することにした。いやいや、自分ではなく、くさのさんの予定である。
朝6時前に迎えに来ていただいて、国道を走る。福井県を出るころに前回の経験を思い起こす。確か、京都で渋滞になり大分時間がかかったことを思い出した。そこで、ナビは京都通過ルートを示していたが、福井から小浜方面に方向展開をした。距離は少し長くなるが、時間は短縮できると踏んだ。ちょうど、お昼時である。小浜と言えば、やはり外せないのは鯖である。焼き鯖定食を食べる。身が厚くて食べ応えあり。
四国に入り宿泊場所を探さなければならない。そこで、登山口から近い道の駅に停める。近いと言っても50km以上の距離がある。ゲートが開く時刻が7時なので早く行っても仕方がない。長い、とてつもなく長く細い林道を経由してスカイラインを走る。途中に別の道の駅があった。夜は走れないだろう。すれ違い出来ないのである。
7時5分にゲートを通過し登山口に到着である。なんか、神々しい感じを受けたのは自分だけだろうか。
ここから登山開始である。4.6kmの距離でコースタイム2時間半である。まあ、3時間ほどで登れればいいかと考える。
ここも修験者の山という事で、御嶽山のような山容を予想していた。登山地図は持っておらず、粗いルート地図だけ持参していた。少し登って水平道、ゆるい傾斜が続く。
立派な標識があったが、登山口に置けば引き立つのではと考えていた。
ゆるい傾斜の道を行く。
木道もしっかりしている。
しばらく歩くと、頂上らしい山が見えたので撮影している。当然ながら頂上からは山の形は撮れない。
こんな写真になった。目視で見ながら登るというのはなかなかいい。歩くたびに大きく近づいてくるので登りがいがある。
途中の岩場である。なんの変哲もない普通の岩場であるが、木道を歩きなれているためか、歩きにくい。
ここまで、気合を入れて木道が作られている。
この山は不思議である。4.6kmの内、4kmは水平道に近い登山道であり、残り600mが急な山容になる。ここが残り600m地点の休憩場所である。
トイレも設置されている。多くの方が、休んでおられ、エネルギー補給をされていた。自分もゼリーで補給する。
ここから階段を少し登ると、分岐点がある。二の鎖から登る人は左側、迂回路の階段から登る人は右側である。ここで、くさのさんと別れる。自分は、最初から鎖場はいかないと決めていた。石鎚山の醍醐味は鎖場であると聞いていたが、分を心得ているつもりである。
もちろん大半の方は鎖場から登っていた。階段は階段で急傾斜で結構えらかった。
ちなみに、登っている方たちを撮影する。
くさりである。足が入らないので、岩のわずかな突起に引っかけて登る必要がある。
登頂である。その辺の方に撮影をお願いした。
頂上の雰囲気である。向こうに見えるのが天狗岳である。ここは難所である。行こうかとも考えていたが、実際見て見ると、西穂高のような岩場であり、人も多く危険だと判断してやめることにした。
天狗岳の様子である。
小屋も撮っておこう。
下山はスムーズであった。コースタイム通りになった。
さて、登山後は温泉としていたが、お腹が非常に空いていたので、先に昼食にする。やはり、四国と言えばウドンであろうと、人気のセルフうどんの店に入る。行列が出来ている。今回は2玉にした。なかなか、美味しかったね。かき揚げは、キノコである。
そして、温泉に入る。なかなかいい湯質であった。湯上りに冷たい飲み物で喉を潤し、少し横になって帰路に着く。
今回は、いい登山であった。自分の体調も悪くなく、だいたいコースタイムで登頂できた。今年は、登山が出来ないのではと危惧していたが、一座だけでも登れて良かった。
これで、北陸・近畿・中国・四国の百名山は全座制覇した。