大人の小遠足

■大人の小遠足

 朝起きたら久しぶりに雪が積もっている。15cmはありそうだ。こういう日は雨メニューとして家人にアーケードまで送ってもらうつもりであったが、どうも身体が動かないのでダラダラする。ちょっとなごなっていたら昼時間が近づいた。今日は、ラーメンを作ることにしていたが、野菜がない。実は家人が昨日の焼きそばで使ってしまったのである。そこで、野菜だけを買いにスーパーへ行く。寒い日はこれに限ると毎度変わり映えのしない写真である。

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 しかし、旨い。これで160円ぐらいなので、外食する気力は失せてしまう。

 後片付けをしようとなごなっていると、LINEが来た。「今、暇?」という内容であった。返信は、「今日も、暇!」と返したら、知人のTさんが、どこかへ行こうと迎えに来てくれた。こういうのは、これまで、大人の遠足のパターンである。今日は近間なので小遠足となる。

 さしずめ、海王バードパークへ向かう。

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 ここでは、マガモコガモ、ハジビロガモ、オナガガモがいて、特にハシビロガモが目立っていた。

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 続いて、ハクチョウを見るために田尻池に向かう。車の中で、今の時間は餌場にいるので池にはいないと話していたが、果たして! 一羽も居なかった。

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 いつもの冬鳥がいてくれた。ここはオナガガモが多い。キンクロハジロオオバンホシハジロと常連が陣取っていた。

 知人のTさんに送ってもらい歩数を確認する。ありゃ!まだ、3,000歩台である。そこで、自宅の周りを1時間ほど歩く。もう日が暮れるころにやっと規定数に達した。

■「蛍・納屋を焼く・その他の短編」(村上春樹著、新潮社、2004年)を読む。

「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している。」

「僕は毎朝と夕方に六キロずつのコースを走っている~」

「時間の合わない時計を持ち歩くっていうのも結構疲れるものなんだよ。」

「癌というものはその人間の生き方の方向性がいわば凝縮したものなのだ。」

「つまり誰の目のも見えることは、本当はそれほどたいしたことじゃないってことなのかな」