トレッキングシューズ

■トレッキングシューズ

 今年の正月、子供に自分が履いている靴が臭いと苦情を言われた。そして、近くのコインランドリーに靴洗い専用洗濯機があることを家人から教えてもらった。しかし、今履いている靴を洗うと代わりが無くなる。今のは登山専門店で購入したウォーキングシューズであり、一度靴裏を張り替えている。靴裏の張替は一回しかできないと言われた。しかも、上の方もほつれが目立ち始めたので、シューズを物色して来た。先日、量販店に行ったが、デザインの凝っているのが目立ち、値段もそこそこ。残念なのは、2E幅しか見えず、自分は少なくとも4Eが必要である。シューズを新しくしての靴擦れは懲りている。

 東京は流石に品ぞろいが多かった。いろいろ見ていたら棚に4Eのシューズがあった。3段あり上の段と下の段には値引き札が張ってある。自分が買いたいのは真ん中の棚であったが、上と下が値引きしてあるのなら真ん中もそうであろうと自分の足の長での箱を取り出してカウンターに向かう。これ、割引ですよ、ね!と先に言ったが、レジを通した価格は定価であった。どうされますか?と聞かれたが、戻すのも探すのも面倒なのでそのまま購入した。

 買ったら、履きたくなり、履いたら歩きたくなるという流れである。今日から、個人事業主の確定申告が始まる。外は雨であるが、西の空を見ると直ぐに晴れると判断し傘を持って出かける。風が強く傘は差せなかった。このままでは図書館の本が濡れるのでバスにしようと考えていると小やみになったので、そのまま歩く。税務署まで歩いて行き申告書類を投函する。今年は封筒が無いので任意の封筒を使用して欲しいと書いてあったので、使い古しの封筒に入れた。しかし、ポストの上にはクリヤーファイルも置いてあり、封筒が無い人は利用してくださいとあった。

 次いで、県庁へ向かう。アンケートをメールまたはFAXまたは郵送で送れとあったが、返信封筒もない。この講座は有料でしかも中身が酷かった。自分にすれば大赤字である。それに加えてまだ搾取しようとしているのか。FAXにすれば50円かかるし、封書は63円かかる。メールにするためのスキャナーがないので、持参することにした。しかし、県庁で迷子になる。2階という案内であったので、2階へ行こうとしたがいけない。「ここは3階です」とあり自分が立っている場所が3階であることは分かるが、階段を一つ下ると、「ここは1階です」の標識にぶち当たる。2階へはどう行けばいいのか、迷路の如く県庁の中を回っていた。謎が解けたのはしばらくしてからであった。本館と南館の違いであった。おかげで、歩数が稼げた。

 用事が終わったので、やっと朝食になる。駅前近くまで来ているので、コスパが高い店にしようと雨の中を歩き到着したら休みであった。駅前は7か所ほどあるので、それならとサイフォンコーヒーの店にしようといったが、どうも落ち着いてくつろげそうもない。結局、いつも行くチェーン店の系列店に入りモーニングを頼む。駅中なので忙しないが気はまぎれる。そして、この店は外の天候を確認することができる。なんか晴れているようだと2時間ほどして出る。ここまでで8,000歩を越している。片道でこの調子なら帰りも歩けば達成する。

 帰りは遠回りで帰路に着く。いたち川でカワアイサの雄を初めて見た。

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 風が強い。午前中で達成したので、昼食後は昨年の課題をしようかなどと考えているが、どうやら。自分で決めたのだからやり遂げるべきだと考えているが、ダラダラと1年が過ぎてしまった。

 昼食はラーメンを作り食べたかった。今回は東京でラーメンは食べなかった。これは自分にしたら珍しい。しかし、家人が休みで作ってくれていたので、そのまま食べる。食後、うつらうつらする。天気はいいので近くまで歩く。今日は2万歩を越した。

■「この道」(吉井由吉著、講談社、2019年)を読む。

「いまだ生を知らず、いづくんぞ死を知らん~」

「記憶は忘却より来て、忘却へ還る」

「北国の暗天の日の冬場には、人は鬱病に罹りやすいとかいわれる。」