早出

■早出

 今日は新しくドラッグストアが開店するので、家人より朝から並ぶように指令が下る。思えば、昔大和で”勝ち駒”という酒を先着100名が買えるというときにも、朝早くから並んだ。このときは、一番乗りであったが、あえて近くで待ち、10人ほど並んだところで後に続いた。

 今回もその時の感覚が頭にあり、9時開店なので7時に出れば大丈夫だろうと考えていた。そういう場合でも、6時前に起床し、朝食を摂り自然現象を待つことになる。6時半ごろに家人が起きて来て、様子を見てくると車で店に向かった。帰宅後、イキソッタ声で、駐車場は満車、50人ほど並んでいるという。まだ、7時前である。そうして、エンジンがかけっぱなしの車に誘導する。慌てて着替えて徒歩5分の場所まで車で送ってもらう。

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 驚いたね!自分は60人目ほどである。1時間ほどして店の方が、マスクは200個ありますという。この時に、やったあ!と思ったが、続いて、箱入りは40個ほどですという。ここで、アウトである。待っていると二人連れに一人の知り合いが来て、中に紛れ込もうとした。その時、大阪のおばちゃん風のおばちゃんが、あんたズルはだめよ。皆早くから来て並んでるのに、後ろへ行ってと苦情を言った。この時では自分の後ろ10m程の列であったが。最後は、ぐるっと回って車道まで続いていた。何百人並んだのだろうか。こんな時に車で来店するのは不利である。駐車場分などものの30分ほどで埋まってしまっただろう。9時オープンであったが、8時過ぎから10人づつ区切って入店させた。中でもマスク行列である。もう、40個は過ぎているはずであるが、自分の番まで残っていた。

 他の商品の値段も驚いたね。他の店でウドンが14円というのが最安値であったが、ここでは9円であった。この年齢になると安い物よりもやはり美味しい物を食べたいね。ウドンは手打ちで決まりである。

 マスクを一箱持って郵便局へ向かう。北海道の子供に送るために、紙の封筒を100円で購入し、送り状の品名に「日用品」と書いて提出したら、ダメだという。日用品ではダメなのである。そうして、「(マスク)」と書き足した。中身よりも送料の方が高いのには参った。マスクなど送らなければならない社会がオカシイということを物語っている。

 桜の花が咲いている。葉も同時に出ているので、ヤマザクラである。

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  帰宅したら、家人と三番目が戻って来た。そうして、レシートをくれるではないか。これは、コーヒーがお代わりのできるレシートであり、オヤジはお金がないのでコーヒーも飲めてないのじゃないかという、子供心であった。なんとベンティサイズであった。昔、”ベンティでお代わり”というブログを書いたことを思い出す。そして喜んで、午前中に往復したのと同じ道を歩く。今日は、いい風が吹いていて気持ちよかったね。

 コーヒー店に着いて、165円で飲めるがベンティサイズは多いので、トールに変更できないかと聞くと、下げる分には大丈夫という。そうして、グランドサイズを勧めるのでそれに従った。

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 帰りも歩いたので、歩数は1万7千歩になった。

■「鼻に挟み撃ち」(いとうせいこう著、集英社、2014年)を読む。

「雑誌に載るような人は冗談であれ真剣であれ、新しい言葉を使いたがる傾向にある~」

「全部読んだんだよ、二冊。二年半かけて五回。」

「人は読んだから書くのだ」

「~私は自分がパニック障害になっていることを打ち明けないといけない状態になってしまいました。」