ドタキャン

■ドタキャン

 今日の予定は家族旅行であった。コロナ禍で外出はためらわれたが、どうしても行きたいということであった。学校のレポート提出を終えてから準備ということであり、終わったのは20時過ぎであった。郵便局は確か22時まで大丈夫だったと思い。南郵便局へ向かう。すると、コロナの影響で営業時間が短縮されていた。

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 そこで、スマホで西郵便局を調べる。幸い24時間営業と表示された。そこで、約10km先の西郵便局まで走らせる。しかし、ここも同様の貼り紙がされていた。

 コロナと郵便局は何か影響でもあるのであろうか。まあ、風が吹けば桶屋が儲かる式の話は昔からある。家族は皆激怒していた。レポートが届かないと単位がもらえない。そして、今日の朝一に速達で出すことにした。その結果、家族旅行はキャンセルになった。今日はフォレストの自然観察会のイベントがあったが、不参加にしていた。

 時間が急に空いたので、歩いてセカンドオフィスへ出かける。今日も、Y.O.さんも見えておられた。さて、どうするかと考えたが、呉羽山まで行こうと決めた。熱中症注意報が出ているさなかである。途中、郷土力士の碑があった。

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 しかし、暑いし喉が渇く。水分の場所を思い描くがない。仕方がないので、途中のスーパーで涼みながら歩く。川のところに来た。

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 このころには、かなり疲労が出始めていた。そして、キューブの中でも休む。喉がカラカラである。いろいろ考えていると、湧き水の場所を思い出した、すぐ近くである。少し元気が出たので、湧き水の場所でたらふく飲む。慌てて飲んだためか吐きそうになった。そして、日陰を選んで帰路に着く。信号待ちが辛いので、交番のスロープの場所で腰を掛けて青になるのを待っていた。しばらくすると声がする。家人が車の中から声を掛けている。子供を送った帰りということで、乗り込む。疲労が激しくて食欲はないが、何か食べないとと、おろしそばにした。やはりこういう日は最高である。

 家人からたしなめられる。あんなところに座らないで欲しいという。年寄りみたいという。しかし、60代と言えば立派な年寄りであると応える。既に、健康寿命まで数年の身である。このところ、至る所で人生百年時代と言われている。中には、まあ百歳とは言わずとも少し控えめでも90歳ぐらいまでは生きられるのではないかと勘違いしている人も多いのではなかろうか。その上、我が国の医療は日々進歩しており、最高の医療が提供されるとも聞こえている。自分は、そこは本当だろうと思う。長生きは出来ると思っている。ベッドの上でね!

 毎日ではなくなったが、新聞のお悔やみ欄には60代も一定数載せられていることも事実である。

 歩数計は2万歩以上はポイントが付かないと表示されている。2万4千歩であった。

■「第23回“伊豆文学賞”優秀作品集」(伊豆文学フェスティバル実行委員会編、羽広出版、2020年)を読む。

「~一時は“草炭”と呼ばれ、海藻を乾燥させて炭の粉に混ぜ、団子状にした燃料~」

「天城では滝のことをダルと呼んでいます~」