除雪

■除雪

 自分の家の除雪もしなければならないが、家人の実家が大変なことになっているとのことで、除雪に出かける予定であった。しかしながら、午前中は雪が降っており、部屋で過ごした。ちょうど、セカンドオフィスのポイントで購入したコーヒー豆をドリップ用に砕いたのを買ってあったので、コーヒーメーカーで淹れて二人で飲んだ。

 午後になり雪が止んだ。通行止めの情報もちらほらあり不安であったが、行くしかない。ママサンダンプの購入も頼まれていたので途中ホームセンターに寄るも、マスクの時と同じで、品切れ入荷時期未定との貼り紙がされていた。

 道路はガタガタで10kmほどのスピードしか出せない。途中、乗り捨ててある乗用車を3台見かけた。あやうく、雪にはまりそうになりながら、どうにか実家に到着する。

 予想通りの状態であった。車の使用はやめていただく条件で、まずは車を出せるようにしなければならない。幾分晴れ間がでたのか、雪が重かった。何とか車は出せるようにした。次に、方向転換をするため、動かしたが直ぐにはまって動かなくなる。氷のような雪を除雪しながら30分ほど格闘したが、ダメで結局頭から駐車した。これで、疲労困憊であり、昼食は16時になってしまった。

 ここで一句浮かんだ。

 「大雪で コロナは遠く なりにけり」 禅智

■「新村出随筆集」(新村 孟編、平凡社、2020年)を読む。

「滅びたものはなつかしい、廃れたものには情がひかれる。」

「私の信条は、一言にしてつくすと、善良なる平凡人たらんことを期するだけである。」