4日ぁ!

■4日ぁ!

 今日はいつもとは違う日常であった。予定がたくさんある。先ずは、10時に門松の材料を届けることがある。それと、後でもいいといわれていたが、もう一ヵ所ある。そこで、朝食後、藁束を担いで歩いて届ける。

 帰宅したが、10時までは時間があるので、門松の準備のためにひたすら縄を切る。

 約束の方へ届ける。

 帰宅途中で、昼食の検討である。蕎麦打ち研修会で打った手打ちそばがまだ二人前ほど残っている。そろそろ変色してくる時期である。蕎麦は決まったが、付け合わせに悩む。ニシンがまだ2切れあるので、ニシン蕎麦までは決めたが、少し寂しいので、冷凍の牛丼の具を買って来た。

 ニシンは前回焼いたが、硬くてダメであった。そこで、今回は出汁の中で茹でることにした。見た目は良さそうなので、丼に入れて食べるが、前よりはいいが、本来の柔らかさではない。今回も失敗である。ニシンは半身を干したのが3本パック詰めされている。このタイプを使うのは初めてで、従来は半生を使っていた。しかし、こっちは、賞味期限が短い。焼くだけでいい味と食感になる。

 諦めてスマホで調べることにした。すると、戻し方が書いてあった。米のとぎ汁を毎回水を変えながら4日浸し、その後はお茶で茹でるとのこと。4日ぁ!。そんなにかかるのか、と驚いた。まあ、知っている方にとっては常識の範疇なのであろう。

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 味は麺つゆだけの場合よりも格段と良くなっている。

 少し眠ってから門松の製作である。まあ、缶に藁を回して、藁縄2本とシュロ縄一本を縛るだけである。門松づくりの参加者やフォレストのメンバーの大半はこれが出来ない。実は、造園で一番使うロープワークであり、もう体で覚えている。

 これで2個作ったが、もう一個作らなければならず、いやになるまで藁を処理する。

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 30分ほどで嫌になったので、眼鏡屋さんまで歩く。最近、レンズの傷が目立ってきて見づらい。クリーニングできないかという相談である。

 しかし、プラスチックレンズのため、上のコーティングも取れているので交換という。値段を聞いて驚いた。2万円弱である。しばらく、渋っていたらフレームが無料で付くという。値札は約1万円であった。何でも、型が古いそうだ。

 専門家が駄目というのならそうなのだろうと、大枚2枚はたいて注文した。明日出来上がるとか。

 幾分気落ちして、次は携帯電話ショップまで歩く。最近、どれだけ歩いても疲れは出ない。というか、帰宅後に出るだけで、歩いている途中は出ない。

 スマホを新しくしたが、前のスマホで出来た機能が新しいのでは出来ない。しかし、対応された方は、分かりませんと一言であった。

 なんだ、その程度なのかと、今月の引き落としは1万円をこえているので頭に来るね。

 なんだかんだで一日が終わった。歩数は、2万6千歩でまずますであった。

■「スーパーエンジェル」(島田雅彦著、講談社、2021年)を読む。

「~平均寿命に達する前にひっそりと死んでゆくことだけ求められていた。諦めれば楽になる。」

「~希望がなければ、絶望する意味もない。」

「この世で唯一正しいのは自然だけだ。」

「負け犬は狼にはなれない。負け続けるだけだ。」

「自由を恐れて、束縛される方を選んでしまう。」

「秩序なんて権力維持のための方便だ。」

「人間のボディ自体も無数の微生物や量子情報を搭載した乗り物だが~」