無い

■無い

 今日も雨が酷いので車生活に低下してしまうのかと考えていたが、読む本が無くなっていたので、図書館へ行かなければならない。そこで、ひどい雨の中、傘を差して家を出る。しかし、雨に加えて風も強く、ズボンの裾はたちまち濡れて行く。7時を回っていたので、バスにする。高齢者なので無理はしたくない。

 バスは直ぐに到着したが、座れないほど混んでいる。椅子に座っているのは高校生ばかりであるので、席を譲ってもらえることを期待したが、一向にそういう気配がないまま到着してしまった。目の前に高齢者がおれば譲るのが当たり前と聞いていたので、さもありなんである。

 セカンドオフィスに到着してしばらくして相次いで常連さんが来店される。歩くだけでポイントが付き、応募すれば抽選で賞品がもらえるアプリを紹介したらさっそく取り込んでおられた。

 図書館へ寄ってバスで帰宅するつもりでいたが、なんと陽射しが出て晴れである。そらを見ると、直ぐに雨雲になると出ている。なるほど、これが不安定な天気ということか。直ぐ雨になることが分かっていたが、晴れているので徒歩で帰路に着く。

 頭の中は昼食のメニューで占められている。寒くなったのでニシン蕎麦に決めたが、ニシンはいつも買っているスーパーに行かなければならない。歩いて行くことは可能であるが、途中で雨が降って図書館の本が濡れるのは避けたい。そこで、途中にあるスーパーに入った。リニューアルオープンということで混んでいた。さっそく、乾物のコーナーへ行ってニシンを探したが、無い。いろいろ回ったが、無い。

 ここで、メニューの変更を余儀なくされた。なら、この間と同じでいいか。肉だけを買う。

 揚げは先日の残りがある。肉は焼いて焼き肉のタレで味付ける。

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 この蕎麦は量が多いのではないか。

 午睡してから門松の準備をする。参加者の配布する縄の長さを確認するため、自分で製作してみる。まずは、2mで確認する。

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 自分はこの流さで充分であるが、中には不慣れな方もいらっしゃると考え、もう20cm長く切ることに決めた。

 次いで、シュロ縄である。しかし、この時、ポツポツと降って来たので、次回まで持ち越しになった。

 雨は降ったり止んだりしている。このまま、なご成ってテレビを見ていたら、アッという間に認知症一直線であろう。バスに乗ったので歩けていない。そこで、最短の喫茶店に行くことにした。

 しかし、開いて無い。定休日ではないはずである。貼り紙がしてあって臨時休業だそうだ。

 仕方がないので、少し先の店にした。マイカップとカードで40円引きになるが、もちろんマイカップは持ってきていない。

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 帰りは少し遠回りすることにした。

 ヒイラギモクセイの花が落ちて絨毯のようになっている。

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 歩数は、11,000歩で、話にならない数字である。

■「森メトリィの日々」(森 博嗣著、講談社、2020年)を読む。(その2)

「自己満足は他者満足より大事ですが、簡単に満足しないように。」

「~ミスがないことが人格的に偉いとは思えません。」

「体調が悪いときも、仕事しかできないことがあります。」

「電子機器というのは、突然壊れるもので~」

「人間生きていれば後悔の連続でしょうが~」

「この歳になると、元気はいりません。元気はマイナス要因なのです。」

「マスコミは真実を伝えるのではなく、自分の都合の良いことだけ伝えます。」

「仕事というのは、他者に対して何らかの責任を持つ行為だからです。」

「人に好かれて金が稼げる、というような仕事は現実的にはありません。」

「~何が面白いのかというと、それは現実が一番面白い~」

「“見たい人、知りたい人がいる。それを伝えるのが報道の使命”という綺麗な言い訳で、商売繁盛の名目を隠しています。」

「謝罪が成立するためには、“怒らないこと”が重要な条件なのです。」

「理解と誤解は同じ」

「~大勢に認められることし価値観を感じない人間です。」

「自分と異なる価値観の存在を認めることが、真の知性だと思います。」

「それほど日本社会に感情移入しておりません。」