休日出勤

■休日出勤

 9月に入り稼働日カレンダーが張り出された。週に2日は休みのようである。8月は無休に近かった。自分は、フォレスト関連で何日かやすんだが・・・。そして、今日は休日であった。

 しかし、台風が近づいており、一部出勤することになった。一部というのは、通称筋トレラインである。自分にも声がかかった。無論、断る理由は無い。午前中だけというのも受けた理由である。なんと、10名も選任された。これは異例のようだ。大学生が7名である。もちろん、自分のような高齢者はいない。非常に浮いた雰囲気のなかでの仕事であった。しかし、最近の若いもんは力がないなあと思う場面が多数あった。

 休日出勤なのか、途中に小休止があり、アイスクリームが提供された。

 思ったほど入荷しなかったようだ。帰り際明日の持ち場を確認したところ、やはり外された。今年は、ほとんど、通称筋トレライン後は投入工程であった。しかし、明日はダンボール入れになっていた。やはり、戦力外通告なのであろうか。このダンボール入れに男手はいらない。誰でも替わることが可能である。

 仕事が終わってから昼食である。今日は外食に決めていた。というのは、林業カレッジにプロジェクターを返却しなければならないからである。目当ての途中の店に入ったところ、休日であった。そのため、そのまま林業カレッジに向かい帰宅する。

 どうも他の店では貧しい思いをするので、外食する気になれない。

 帰宅後、焼きそばを作った。そうタイミングよく焼きそば麺はないので、中華麺を茹でて使う。キャベツは多め、肉も多めにした。毎日、水代わりに食べている梨も半個分ほど付けた。味付けは、ソースである。中濃、ウスター、オイスターと3種のソースで味付ける。まあ、いつもの味であった。

 少し休んで、フォレストの準備作業で合板を切断する予定であったが、風が強くやめた。

 まあ、貴重な休みなので有意義に使いたいと、最近あまり行けてない喫茶店に向かう。前回行った時に、季節のスイーツがあったので、それが目当てであった。幸い、まだあった。

 いちじくである。こんなのは初めてである。人間、旬のものを食べておれば長生き出来ると見た覚えがある。まあ、長生きが幸せかどうかは別であるが・・・・。

 忘れないようにメニューも撮った。

 いつの間にやら夕方になった。今日も熟睡モードである。

■「遠慮深いうたた寝」(小川洋子著、河出書房新社、2021年)を読む。(その2)

「一つ、本屋さんが消えてなくなることは、誰かにとってのかけがえのない思い出が、遠ざかってゆくのに等しい。」

「世の中の、すべてのことはいつか終わる。」

「何の役にも立たないことを一生懸命しているその時、小さな幸せが私の心に訪れる。」

「みかんの汁は、どんな高級ハンドクリームよりも強力にしもやけを治す。」

「この世の中を生き抜いてゆくためには、何より忍耐が必要だ。」

「人間の立てる予定になど大した意味はない。」

「何と言っても将棋は、黙っているのがいい。」

「ものを書くということがどれほど大変な仕事か、ちゃんと理解している。」

「どうしてあの頃は、自分にだけ何か特別なことが起こる、と信じていたのだろう。」

「すみません。私が驕っていました」

「図鑑を開けばいつもそこに物語があった。」

「夜、ジョギングしていると~」

「~ジョギングによって血の巡りがよくなり、長く不通だった脳の回路がつながって~」

「もがき苦しみ努力をし尽くした果てに結局、人はその未知の前に頭を垂れ、すべてを委ねる境地に至るのだろうか。」

「今が駄目なら、次はもうないのだ。」

「~けだもののごとく生きるのではなく、徳と知を求めるため、生をうけたのだ。」

「~どれも平凡な日常生活での出来事ばかりです。」