歩留まり

■歩留まり

 今日の予定は2件あった。先ずは、割竹の高さを確認するために公民館へ行って容器と合わせる。二つ目は医者である。

 天気は風が強い。強風が恐風になりそうである。公民館へ行く前に一仕事することにした。

 昨日の木の実は大体乾いていそうだ。銀杏は、このままで保存しておき、今のが無くなったら皮を剥いて冷凍するつもりである。

 割竹は幾分余裕を持って切っている。

 公民館へ向かう前に公園を散策する。これは、ニシキギの実である。初めて見たようだ。

 一瞬、ハルジオンかと思った。

 風が強く、空には雨雲が立ち込めているので、予報では曇りであったが、雨対策として、最短のコーヒーショップに入る。

 昼時になったので、出る。ここから徒歩10分以内である。

 昼は、昨日採って来たナメコを使うべきキノコ蕎麦にする。山なめこ入り、あんかけキノコ蕎麦である。ぎんなんも入れた。

 かぶら寿司は、親戚にも配ると家人から聞いていた。うれしいね。

 今後は、米麹から作ろうと考えている。定温で時間も制御できる機器を買ってあるので、応用できるのではなかろうか。

 山なめこは違うね。一晩塩水に浸けて虫出しをしてから使っている。よく、キノコは洗わないと聞いたことがあるが、あればスーパーで売っているキノコに対してだろう。自然のきのこでは風味は落ちないようだ。

 まだ、本降りではないので、医者へ行く前に割竹を作ってしまおうと作業を開始する。予定では、今日で終わることになていたが、まだ、だいぶ足りない。要するに、節やらヘコミやらで、歩留まりが悪いのである。どうするかね。節だけで作るのも面白いと思うが、今ある分を処理するだけにしようかと考えている。

 医者へ行くと、病状は進行しているものの、遅いのでもう少し様子を見ましょうと言われる。この歳になると年金額は、病院と葬儀代へと消えていくようだ。これから、国民負担額が増加するトレンドになっている。生きづらい世の中になったものだ。

■「日本の珈琲」(奥山儀八郎著、講談社学術文庫、2022年)を読む。

コーヒー店というものは、モウかる商売ではなく、自分の好きなコーヒーを客に供して、自分も楽しみつつ日日を送ればいいといった考えで~」

「近ごろは、モウケることに精をだして、かんじんのコーヒーについては、なにも知らないコーヒー店経営者が多いようなので~」

「~紅茶は葉緑素を発酵させて作るから、ビタミンCは残らない~」

珈琲店反対~彼女達の亭主どもが、家庭の団欒よりも、より多くの時間を珈琲店で仲間と談笑することを好むのが気に入らないのだ。」