干支納品

■干支納品

 天候は雨である。朝食はトーストにしているが、フライパンが空いていない。そこで、そのまま食べる。やはり、焼いた方がいいね。

 朝食後は、セカンドオフィスへ向かう。

 帰宅後、昼食までの間に、フォレストの準備作業を行う。これは、いづれ、壁掛け一輪挿し用の材料の準備である。

 昨日、目立てしたノコギリの具合も確認したかった。軽いね。目立て方法は正しかったようだ。

 最近の人は、ちょっと切れが悪くなると直ぐに買い替えてしまう。何度もこういう場面に出会っていると、悲しくなるね。道具の手入れは、造園学校で鍛えられた。先生のはさみの刃先は減っていたが、切れは最高であった。これが、普通であると考えていた。

 その後、干支のクラフトを作る。注文が入ったので、今日午後から届けるために作ってしまう。しかし、面倒だねえ。まあ、自分が考えたのではあるが・・・・・。

 昼食はスパゲッティである。麻婆スパも検討したが、豆腐を買いに行かなければならないので、今回もケチャップ和えである。かぶら寿司は最高の出来になった。

 一服してから納品に向かう。本人は不在だったので家族の方に渡した。後刻、本人から受け取ったとの電話が入った。

 これで、今日の予定は終わりである。今日はつごもりである。ゆっくりすることにした。

■「高熱隧道」(吉村 昭著、新潮文庫、2016年)を読む。

黒部川の水が~日本の河川中最も低いその水温が~」

「~阿曽原谷横杭には、人間が作業する環境とは程遠い特殊な世界~」

「~火薬類取締法によればダイナマイトは岩盤温度摂氏四○度までしか使ってはならない~」

「~自分の不注意で死んだやつには、この薄馬鹿野郎と思うだけさ。」

「それらの樹齢をしらべることによって、その樹齢年数だけはまちがいなく雪崩が発生したことがない~」

「~自然に屈することは堪えがたい屈辱~」

「泡雪崩は~新雪の雪の粒と粒の間の空気を異常なほど圧縮して落下する~」

「自然には、何万年、何億年の歳月の間に形づくられた秩序がある。」

「弱い者は去る以外にない・・・・」

「~常識的な知識だけでは到底追いつくことはできないのだ。」

「泡雪崩~鉄筋コンクリートの宿舎を、山を一つ越して五八○メートルの遠くまで吹き飛ばした~」

「むろん貯えなどにも縁がなく、ただ働きつづけて年齢を重ね、やがて年老いて工事現場からも追い立てられる~」

「~すべての戦争ははかなく終る。」