衣替え

「仕事と人生 」(城山三郎著、角川書店、2008年)を読む。
 城山氏の本は、若いころから好きだったので10冊ほど持っていると思う。この本は氏のエッセイが中心で、その後に対談があり、最後には著名な方々が氏を語っておられる。
 鬼籍に入られた時はがっかりした。戦争をテーマにした人と言う感じを持っていたが、「毎日が日曜日」に見られるように、サラリーマンというか人間をテーマにした話が多かったようだ。
 この人の文章は読んでいても安心感があるということと、綿密な取材がされているなあといつも感心していた。私生活は知らなかったが、奥様が亡くなられた時の「きみは〜」を読み生活態度を知るにつけ感涙した記憶を思い出す。

 今日から10月。上着を羽織って通勤した。今年も残り少なくなった。つい
この間、正月を迎えたと思ったのに。歳をとると月日の流れを速く感じる。
通りを歩いていると、かすかに冬の訪れを感じる。かすかが実感できるように
なれば冬の訪れである。そろそろ、今年の十大ニュースを考えておこう。今年は
山は充実していたものの山以外にトピックスが少ない。また、重大ニュースを少しばかりになろうか。いや、まだ2カ月ある。
 「秋深し 隣は何を する人ぞ」   (引用)
 「秋深し タバコ吹かして 芋蒸かし」(引用)

 「秋深し 虫の音さわぐ 通り風」  (ぜんち)
 (解説)自宅でユーチューブで30年前の音楽を聞きながら本を読んでい
    ると、同じ姿勢が続くためか、体が火照ってくる。そこで、窓を開け
    風を通すことにした。静寂な中に、窓越しに鈴虫の合唱が聞こえる。
    秋も深まってきたなあ。

 たばこが値上げになった。なんだかんだと理屈をこねているようだが、個人
的には賛成しがたい。喫煙者の医療費の自己負担率を上げるとか、迷惑の場合の
反則金を交通切符なみにすればいいと思ったりして・・・・・・。