優先順位

「中高年パワーが学校とまちをつくる」(岸 祐司著、岩波書店、2005年)を読む。
 定年後に居場所が無くなる中高年のための活動かと思ったが、廃校を活用してコミュニティを立ち上げた成功例である。大人たちは、大工、将棋、祭り、畑作といった特技を生かし、子ども達に教えている。もちろんボランティアである。写真の子どもの笑顔が良かった。こんな笑顔の子どもはいないと思っていた。
 社会とのつながりという点で考えさせられた本でもある。年間自殺者3万人越えが続いており、大部分が中高年男性とのこと。人間一人では弱いものだ。マズローの欲求5原則に帰属の欲求があった。どこかに属さなければ安心できない人も多いようだ。
 自分は、一人でも大丈夫と考えているが、仲間と過ごすことも大好きである。
 先日、インターネット市民塾に入会した。山関係のサークル入会が目的であった。後で知ったことだが、このサークルが出来た時に一回登山をしたきりで事実上活動してないと
いうことであった。何人かが山行きの活動内容を掲示板に載せてくれるので、感想など書いている。この活動の主旨は、市民が講師になって教えることになるそうだ。有料でもいいようである。この辺は永遠に機会がないであろう。

優先順位
 今日、明日と天気がいいようだ。しかし、山へは行かない。山行の優先順位
は極めて低い。ただし、約束がある場合は別である。家族サービスをやめてま
で行く気はない。中には、会社を休んで入る人もいるようだが、今の自分に
はその気はまったくない。このように、制約条件の中で実行するのも、また
楽しいものだ。もうすぐ、制約条件が少なくなる時が来る、そんな場合はそれ
なりに計画を組みたいものだ。