アイゼン歩行

■「社会人大学院で何を学ぶか」(山田礼子著、岩波書店、2002年)を読む。
 後半の3名の方々の体験談は良かった。結果、ピンーキリがあるようである。学ぶのに年齢は関係ないということに対して、高齢者になれば捨てれないものが多くなると結んでいた。どうも自分の描いていた姿と異なるようだ。資格や学歴などはこの歳になるとどうでもいいので、真に学びたいこと、まとめたいことについて入学するのがいいと思う。
 しかし、今の時点では白紙の状態である。このまま白紙のまま行ってしまえばそれはそれでいい。

■今日の気温は低かった。おそらくこの冬一番の寒さではないだろうか。会社からの帰り道、歩道がつるつるに凍っていた。除雪した後に太陽が照りつけた時間があったので、水になり夜に氷になったということらしい。何回も滑った。幸い転ぶことはなかった。こんな道では自然にアイゼン歩行になる。足裏全体を一度に下ろし、地面との接地面積を多くして歩く冬山での歩き方である。山も少しは役に立つことがあるなあと思いながら家路に着いた。