吉峰山(新年会)

■吉峰山(新年会)
 今日は加入している山の会での新年会である。イベントが立ち上がった時点では天候が大丈夫かと危ぶまれたが、まったく奇跡的というのはこういう時のためにある言葉であろうか、最高の天気になった。
 集合先の吉峰温泉駐車場である。

 サングラスがないと眩しいのでリュックから出して掛ける。ここまで良いコンデョションは自分の記憶が正確ならば7年ぶりではなかろうか。石川県からも3名参加され、合計12名となった。最近にない参加人数である。

 林道は圧雪状態なので、ここからスノーシューを付けて歩く人もいる。
 除雪が終わった場所に到着した。昨日までの積雪でトレースは消えている。
 なかさんが先頭で歩いておられる。今回もお世話になりますと、心の中で頭を下げた。

 計画では中部北陸自然歩道の標識から尾根にとりつくことになっていたが、「人のトレースを歩いても面白くない」という考えの方も数名おられ、まっさらのパウダースノーを目指して保安道から入る。先月も歩いたところであったが、積雪はあったので藪は消えてくれて、急斜面だけであった。直ぐに尾根に入る。ここからは、緩やかな傾斜が最後まで続く。

 景色は、まったく感動ものであった。全員から感嘆の声が響き渡る。

 自分のスノーシューはバンドが劣化して使い物にならなくなり、ツボ足で付いて行った。(撮影:なかさん)
 野鳥観察小屋に到着し、一休みである。

 いつもの喫煙四人組が気持ちよさそうにいっぷくしている。お馴染みの光景である。

 ほぼ2時間弱で展望台に到着した。まさに絶景である。能登半島まですっきり見渡せ、立山連邦もあざやかな白をたたえていた。

 展望台までは、幹事の五右衛門さんの準備された食材を分担して運んできている。
 沖縄県出身の五右衛門さんは、沖縄料理のチムシンジ汁を準備された。驚いたことに、食材や調味料の全て沖縄から取り寄せてあり、加熱さえすれば食べられるように事前の下ごしらえを完璧にされてある。

 加熱している間に、おやつが回ってくる。自分は何も準備してなかった。
 のの☆さんから、チーズちくわである。

 途中の休憩でなおりんさんから羊羹をもらっていた。Nさんからは帝国ホテル用のビスケットであった。

 鍋が暖かくなったので各自自分で取る。自分は茶碗を忘れており、コーヒーカップで何回も何回もお代わりをした。暖かい汁が寒い体を癒してくれた。

 日差しも暖かくいつまでもここにいたい気がしてくる。
 食後はコーヒーであった。自分はカフェインが駄目なので飲まなかった。水筒にお湯を持参されており、直ぐに入れて振る舞っておられた。

 下山である。下山はすぐに急な下りがあり、皆慎重に降りて来ている。

 アーバータワーでいっぷくした後、その裏から帰路に着いた。自分は初めてのルートであるが、冬山なら迷うことはない。
 駐車場で、集合写真である。サライさんは、町内の新年会とかぶっているので、早めに下山されており、ここには入っていない。

 締めは温泉である。冷えた体には最高のご褒美であった。新しいボディーソープが置いてあった。ゆっくりと一時間、冷えた体を温めた。

 くさのさんには、ピックアップをしていただき、皆さんにお世話になりいい新年会であった。