家人ダウン

■「『生きづらさ』を超える哲学」(岡田尊司著、PHP新書、2011年)を読む。
 いくつもの話が連続しており、退屈させない。ヘルマンヘッセの幼少のことは初めて知った。ショーペンハウエルのとこで「自分の心に逆らう人生を生きることが、何を意味するのか」には、ハッとさせられた。
 「どん底を極める」とはいい言葉である。多くの作家が登場しており、こんな一面があったのかと思われる一方、有名な作品の裏事情も読みとれ深くゆっくり読んでいた。モームの「人間の絆」は挑戦したがあまりにも長いので4分の1位でやめてしまった。途中までの筋を覚えているので事実との比較ができて面白い。
 良く引用されている、アウシュビッツ収容所から生還した人が生きるために必要なのは希望であるという、著した本の名前が「夜と霧」ということが分かった。でも読むと怖い本なので読まないだろうと思う。

■家人ダウン
 帰宅すると部屋の明かりが付いていない。子供が出てきて、お母さんが倒れたという。家人は、布団の中で眠っている。塾への向かえのついでに外食に連れだす。時間のかかるところはダメなのでラーメン屋さんを提案する。子供たちは珍しく異を唱えない。不二越の富公に入った。20時までの営業時間に19時55分に入ろうとしたら、営業終了の看板がかかっている。戻ろうとしたら店の人が出てきて大丈夫とのこと。ここでは、味噌ラーメンしか食べない。メニューを見見ると塩味も醤油味ある。麺食い隊のページでも塩味の欄がない。塩ラーメンを食べるポイントは、値段が味噌味と同じであることと決めている。普通は少し安く設定してある。ここは、味噌、醤油、塩と同じ値段で530円というリーズナブルな価格設定であった。しかし、味は満点である。欠点がない。具が豊富、味噌味は抜群、麺は中太ちぢれ麺、あまりの旨さに子供たちの食べ残しもたいらげた。
 家人は常備薬を飲んで少し安定したらしく。帰るころには起きだしていた。