山が大きく見えた

■「パニックマン」(高尾 淳著、新潮社、2009年)を読む。
 自分も40代後半で病んだようだ。ようだというのは、訳が分からなかったからだ。当時、男性の更年期障害と判断していたようだ。山へ行くようになって自然に治ったようだ。
 この著者が書いていることは全て思い当たることばかりだ、懐かしい思いで読ませてもらった。

■山が大きく見えた
 冬に向かう 晩秋の季節
 風の強い日だった
 落葉が 風に巻き上げられ
 木枯らしか もう冬か 

 山が大きく見えた
 物理的な距離は 変わるわけがないが
 大気のレンズのためか 
 山の背後の厚い雲が 距離感を歪めているのためか

 帰宅後、食事して爆睡。疲れているんだねえ。今、目が覚めて、少し本を読んで再び爆睡モード。冬は年長者にとっては辛い季節だ。やさしい家人は電気ストーブで暖をとるように言っているが、部屋の暖房はお断りしている。