寒波

■寒波
◎荒ぶれる魂癒す寒波かな   禅智
 天気予報は寒波が来て東北地方では吹雪とのことであった。この冬一番の寒さだとか。
天気図を見たが典型的な西高東低にはなっておらず、本格的な冬というわけでもなさそうに思った。しかし気温が寒いため、登山用のアンダーウエアとミドルウエアで通勤することにした。このアンダーウエアは値段が高かったものの山では役に立たず、日常使うようにしたところ、抜群の保温機能を発揮している。
みぞれも交じっていた。傘を差しながらフードをかぶるという変な恰好での通勤になったが、もう恰好を気にする歳でもないか。
歩きながらイライラしていた。原因は分かっているがどうしようもないという結論になっている。魂が荒んできそうになるが、この寒さが精神の暴走を抑えてくれたようだ。
 昼からは日差しも顔を見せたが冬の季節である。

■「80対20の法則」(リチャード・コッチ著、阪急コミュニケーションズ、2011年)を読む。
 400ページ余りの厚い本である。翻訳本なのでなかなか頭に入らない。途中から数行読みになったが、本の中でも興味のないところは読み飛ばして欲しいと書かれており、読み飛ばす部分もあった。
「カオスの理論と八〇対二〇の法則に共通するのは、均衡の問題、より正確に言うと不均衡の問題である。」
「原因と結果、投入と算出、努力と報酬の間には、必ず不均衡が生じるというのが、八〇対二〇の法則である。」
「知識が力であることを肝に銘じる」
「幸せになるには、『考える知性』よりも『感じる知性』の方がはるかに重要だ。」
「幸福になる七つの習慣
① 運動をする。
② 頭の体操をする。
③ こころを刺激する(あるいはこころを癒す。)
④ 他人に親切にする。
⑤ 友人と楽しいひとときを過ごす。
⑥ 自分をもてなす。
⑦ 自分を祝福する。」